慈善団体に寄付したい!世界的な組織から、地道で好評な募金先6選

「空腹を耐えている方に施しをしたい」
「世界の恵まれない子どもたちに寄付したい」

そんな想いをお持ちの方へ、効果的に支援を届けてくれる寄付先を5つご紹介します。
是非、あなたの想いを託すに相応しい活動をしている団体を見つけてください。

世界中の子どもたちに、”保健”や”栄養”を支援する慈善団体(ユニセフ)

ユニセフ HP

世界には適切な予防接種が受けられなかったり、十分な栄養を摂取することができなかったりといった、さまざまな困難によって命を落としてしまう子どもが大勢います。

1歳のサバは、紛争が続くイエメンで戦火から逃げる日々を送るうち、重度の栄養不良に陥ってしまいました。
紛争をはじめとする人道危機は、世界の食糧難の最も大きな原因です。

日本ユニセフ協会HP

ユニセフは世界190の国と地域で活動する国連機関で、緊急で支援を必要としている子どもたちから優先的に治療を行うことで知られています。
2022年は、

  • 3,790万人の子どもが、ユニセフの支援を受けた保健施設で誕生
  • 730万人の子どもが重度の急性栄養不良の治療を受ける

という実績を残したのこと。
短期的な物資の支援だけでなく、中長期的な開発支援まで幅広く手がけています。

活動内容 医療・保健・衛生・教育など多岐に渡る
活動地域 ガーナ、パキスタン、バングラデシュなど世界190ヶ国
支援対象 貧困・紛争・緊急支援が必要な国に住む子どもたち
寄付の使途 ワクチン・医療器具・研修実施費用など
運営団体 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口)

ユニセフでは、毎月一定金額を寄付する「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」を募集しています。

たとえば月3,000円の寄付を1年間続けると、身体の免疫力を高めるビタミンA 9,000人(1年)分を届けることができます。
また、寄付金控除も活用できるので、実質的に負担する金額は約半分ほどになります。

ユニセフのマンスリーサポーターとして私が世界の子どもを支援する3つの理由
編集部オススメのポイント!
ユニセフは、すべての子どもの命と権利を守るため、 最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。その活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの募金や任意の拠出金によって賄われています。
初回のお引き落とし前に「ウェルカムキット」を、その後は年4回、子どもたちの状況とユニセフの活動を伝える広報誌「ユニセフニュース」を郵送、Eメール配信で届けます。また、日本ユニセフ協会が発行する各種資料の最新版が無料で提供されます。

「命の灯が消えかけている子どもを放っておけない」
「有名な国際NGOだから、安心して寄付ができる」

こんな風に感じていただけた方は、ぜひ支援を検討されてみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

貧困に苦しむ「ひとり親家庭」に温かい食卓を(グッドネーバーズ・ジャパン)

グッドネーバーズ・ジャパン HP

貧困状態にある子どもは、アフリカなどの途上国だけと思っていませんか?
私たちが暮らしている、この日本にも貧困の問題は根深く残っています。

ひとり親のお母さんたちの声をお読みください。

「子どもが『おなかすいた』と言っているのに、食べさせてあげられないことがありました」

「365日ほぼ休みの日がありません。仕事、育児、介護のため1日24時間では足りません。自分の食事や睡眠時間を削っています

グッドネーバーズ・ジャパンHP

グッドネーバーズ・ジャパンは、低所得なひとり親家庭を対象に、定期的に食品を無料で配付する「グッドごはん」という活動を行っている団体です。
食事の支援は、ただ単に家計の助けになるだけに留まらず、

  • 子どもに体操服を買ってあげることができた
  • 子どもの誕生日にプレゼントを買ってあげられた
  • 以前にも増して、子どもが勉強に励むようになった

といった、子どもを取り巻く環境に、さまざまな良い効果が表れているそうです。

活動内容 低所得のひとり親家庭に食料を届ける
活動地域 東京都・神奈川県・大阪府・佐賀県周辺など
支援対象 経済的に困窮しているひとり親と子ども
寄付の使途 食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
運営団体 認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパンも月1,000円から活動を支援する、「国内こどもスポンサー」を募集しています。

たとえば月1,000円の寄付を1年間続けると、ひとり親家庭4世帯に食品を届けることができるようになります。

グッドごはんへの寄付「国内こどもスポンサー」に私が入会した3つの理由
編集部オススメのポイント!
困窮するひとり親家庭にフォーカスし、密にコミュニケーションを取っています。それにより、孤立しがちなひとり親家庭に食品だけでなく”心のつながり”も届けられるだけでなく、寄付をする側にも、ひとり親家庭の親御さんや子どもたちの声がメールマガジンなどを通じて多く紹介されるため、寄付をする喜びを得ることができます。
「教育協力NGO ネットワーク」に加盟しており、政策に訴え変えていく政策提言活動や、世界の問題を市民社会に広める広報活動も盛んに行われている。

「貧困状態にあるひとり親家庭を支援したい」
「空腹の子どもたちに、お腹いっぱい食べてほしい」

こんな想いに共感される方は、ぜひ団体HPもご覧になってみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

公民館や学童など地域と協力して「子どもの貧困」を解決する(Learning for All )

Learning for All HP

貧困によって大きな格差が生じる教育の機会。
貧困状態に直面するひとり親家庭では、必要な教育を受けることができないだけでなく、家庭環境により最低限の生活習慣や社会性を身に付けられない子どもたちも多くいると言われています。

東京都に暮らす、小学3年生のみずきちゃん。
父親はほとんど家に帰ってきません。
母親は軽度な知的障害をかかえており、みずきちゃんの成長とともに、養育する力が不足するようになってしまいました。

基本的な生活習慣を身につけることが難しい環境にいるみずきちゃんは、当初1週間同じ服を着て過ごしており、入浴習慣もありませんでした。
下着や靴下はひどくよごれ、髪の毛もクシが通らない状態です。
虫歯は3本あり、学校から歯医者に行くよう通知を受けていますが、まだ歯医者に連れて行ってもらうことができていません。

Learning for All HP

子どもたちが教育を受ける機会を享受できないと、次の世代の子どもたちにも同じような貧困・教育格差が連鎖してしまいます。
そんな子どもたちの教育格差を食い止め、学力向上のために支援活動を行うのがLearning for All 。

Learning for All では主に2つの活動を行っており、その一つが困難を抱える子どもたちに対する学習支援事業です。
自治体と連携して公民館や学校に子どもたちが学習できる拠点を設置し、十分にトレーニングを受けた大学生教師が、子どもたちに伴走しながら学習を支援しています。

また、もう一つの柱となるのは居場所支援事業です。
学童保育のような仕組みで放課後に子どもたちを受け入れ、学習の支援だけではなく、基本的な生活習慣、人との接し方などを含めた包括的な支援を提供しています。

活動内容 「学習支援拠点」と「居場所支援拠点」の運営
活動地域 東京都、埼玉県など
支援対象 小学生〜中学生(一部、高校生も)
寄付の使途 人件費、教材印刷費・交通費・備品・消耗品費など
運営団体 認定NPO法人Learning for All

Learning for All では、毎月1,000円〜継続的に活動を支えるマンスリーサポーターを募集しています。
マンスリーサポーターになると、活動報告やイベントを通じて内容を深く知ることができるだけでなく、実際の支援の現場や大学生ボランティアへの研修を見学することも可能だそうです。

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
「地域協働型子ども包括支援」の実践によって、支援の必要な子どもを見のがさず、学習支援や食事支援、居場所支援など、ニーズに沿ったサポートを6〜18 歳まで切れ目なく行っています。
目の前の子どもにどこまでも寄り添いながら、問題の根本を解決するために、現場での支援活動や、 全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通して、課題の普及啓発・人材育成・政策提言に取り組んでいます。

子どもたちが十分な教育を受け、明るい未来のために歩んでいけるよう、力になりたいという方はぜひ寄付を検討してみてください。

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寄付金控除の対象団体です

途上国で満足に教育を受けられない子どもたちへ、教育を届ける(e-Education)

e-Education HP

経済的な事情や、早期妊娠など、あらゆる困難によって質の高い教育を受けられない子どもたちが世界にはたくさんいます。

現在、途上国の教育課題は変化しつつあります。
(中略)その一つが、都市部と農村部における教育格差であり、中でも中学生や高校生の学習環境には非常に大きな差があります。難関国立大学の出願者は年々増加しているものの、合格者の9割以上が都市部出身であり、特に先生が不足する農村部において高校生たちは高い意欲はあっても大学へ進学することができません。

e-Education HP

認定NPO法人e-Educationは、バングラデシュやフィリピンといった開発途上国の中学生・高校生に教育支援を行なっている団体です。
活動当初は「日本の某予備校の事業モデルを途上国でも導入しよう」という試みから、スタートしました。

現在は活動も10年目に突入。
延べ14カ国、3万人以上の生徒に、質の高い教育を届けてきました。

活動内容 映像授業の提供など
活動地域 バングラデシュ、フィリピン、ミャンマーなど
支援対象 途上国の農村部に暮らす中高生
寄付の使途 映像授業の撮影、備品の購入など
運営団体 認定NPO法人e-Education

毎月定額の寄付を1年間続けると、下記のような支援が実現できるそうです。

  • 月1,000円:2,000の映像授業(タブレット端末)を高校生2人に無償で提供できます。
  • 月3,000円:2,000の映像授業+オンライン学習コーチで受験生1人をサポートできます。
  • 月10,000円:大学受験コース1科目の映像教材を制作することができます。


”世界の果て”で生活している子どもにも、自らの人生を自らの手で切り拓くチャンスを提供するため、映像授業などのITを活用して効率的に支援を届けているとのこと。

e-Education「マンスリーサポーター」になって、途上国の子供への寄付を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
一流講師による授業を撮影し、貧困地域の子どもに届けるという画期的なアプローチをとっており、コロナ禍でも2,000の授業が詰まったスマホの学習アプリを開発するなど進化を続けています。
大学生のオンライン学習コーチによる個別サポートなど、生徒一人ひとりを丁寧にサポートし、累計300人以上が難関大学に合格という大きな成果を上げています。

「勉強したくても勉強できない子どもがいるのはおかしい」
「貧困の連鎖を断ち切るのは、教育の為せるワザだと思う」

こんな風にお考えの方は、団体HPもご覧になってみてください。

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寄付金控除の対象団体です

海外の子どもを1:1で支援するチャイルド・スポンサーシップ(ワールド・ビジョン)

ワールド・ビジョン・ジャパンHP

世界中には過酷な状況におかれ、毎日を必死に生き抜く子どもたちがいます。
そういった子どもたちが抱える背景、問題はさまざまです。

モスミちゃん10歳
売れるものを探しに、鋭いガラスが落ちている危険なゴミ山へ毎日通っています。
素足なので、感染症で命を落とす子どももいます。
でも、生きるために、食べるために、そうするしかありません。

ワールド・ビジョンは、世界100カ国以上で活動する国際NGOです。
世界の子どもたちが抱える、貧困・教育・水と衛生など、様々な問題を包括的に解決すべく、幅広い活動を行っています。

活動内容 子どもの教育支援・貧困支援など
活動地域 アフリカ・東欧・中東・アジア・中南米エリアの約40カ国
支援対象 貧困、紛争、災害で苦しむ子どもたち
寄付の使途 子どもたちの支援活動全般
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)
入会キットなど届いた郵送物
チャイルド・スポンサーシップでの寄付、申し込む前に調べた3つの疑問
編集部オススメのポイント!
第二次世界大戦後、米国人のキリスト教宣教師が創設した団体で、朝鮮戦争の遺児や未亡人、ハンセン病や結核患者を救う活動をしたのがはじまりです。現在はアフリカやアジアを中心に、約100カ国に活動が広がり、大規模な国際NGOに成長しています。
「チャイルド・スポンサーシップ」に登録すると、一年に一回グリーティングカード(クリスマスカード・年末年始のご挨拶)がチャイルドから届きます。その他にも、チャイルドに手紙を送ると、4~5カ月で返事が届くので、支援先の子どもとやりとりができるとともに、成長を感じることができます。

根本的な現地の状況改善のため、毎月の寄付がサポートしている子どもに直接届くわけではなく、その子の住む地域全体へ寄付が還元されます。

「しっかりしている団体に安心して寄付をしたい」
「現地の様子を感じながら支援をしたい」

そんな方はぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか?

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

100年以上の歴史を持つ、子ども支援専門の国際NGO(セーブ・ザ・チルドレン)

セーブ・ザ・チルドレン HP

貧困、衛生、教育、紛争などの問題が起きた時、子どもたちは非常に弱い立場におかれがちです。

毎年推定で540万人の子どもたちが5歳の誕生日を迎える前に命を失っています。
世界では6人に1人の子どもが学校に通えていません。
4億1,500万人。世界の子どもの約6人に1人の子どもが紛争地域で生活しています。

子どもたちが直面する様々な課題に対し、子ども支援専門の国際NGOとして、100年の歴史を持ち活動するのがセーブ・ザ・チルドレンです。
日本を含む29ヶ国に地域オフィスを持ち、約120ヶ国で支援活動を展開しており、世界的にも有名な国際NGOです。

セーブ・ザ・チルドレンが取り組むのは、緊急・人道支援、保健・栄養、教育などの6分野。
活動地も海外だけではなく日本も含まれ、それぞれの活動を幅広く行っています。

常に貫かれている考え方は、子どもの権利実現のために尽力していること。
まさに団体の名前の通り、子どもたちを苦しい状況から救い、守るための活動を行っています。

活動内容 子ども達の保健・栄養支援・教育支援など
活動地域 シリア、ウガンダ、モンゴル、日本など約120ヵ国
支援対象 緊急支援、保健・栄養、教育、防災などの分野で支援が必要な子どもたち
寄付の使途 緊急支援で食料など物資の支援を始め、子どもたちとその家族を守る活動
運営団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

セーブ・ザ・チルドレンでは、毎月1,500円からの寄付で支援する「SCサポート」を募集しています。
ホームページには、活動資金のうち94%を事業費に充て、海外と日本の子どもたちへの活動を行っていると記載がありました。
活動は子どもへの直接支援や保健・栄養分野の支援、教育支援など、多岐に渡るそうです。

セーブ・ザ・チルドレン「SCサポート」を申し込む前にチェックした、寄付の使い道と3つのポイント
編集部オススメのポイント!
緊急・人道支援、保健・栄養、教育、子どもの保護、防災など、さまざまな分野で包括的な子ども支援を実施しています。セーブ・ザ・チルドレンの活動は、全世界200万人以上の支援者によって支えられています。
第一次世界大戦で社会が荒廃した時代、栄養不良に苦しむ子どもたちの支援に敵味方の区別なく取り組んだイギリス人女性エグランタイン・ジェブさんの活動からセーブ・ザ・チルドレンは始まりました。

「最も支援が必要な子どもたちを助けたい」
「世界と日本、どちらの子どもたちも支援したい」

そう思われた方は、ぜひセーブ・ザ・チルドレンへの寄付を検討してみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

まとめ:「慈善団体に寄付したい」という方の参考に

いかがでしたでしょうか。今回は、効果的に支援を届けてくれる寄付先をご紹介しました。

団体名 寄付ナビ編集部オススメのポイント
ユニセフ ①すべての子どもの命と権利を守るため、 約190の国と地域で活動
②月2,000円の支援を1年間続けると、栄養治療食720袋が届けられ、栄養不良の子ども5人を助けることができる
グッドネーバーズ・ジャパン ①低所得のひとり親家庭を対象に食品を配付
②寄付の使途は食品の調達、食品を保存する設備費や輸送費、人件費など
Learning for All ① 一人の子どもが自立するまで、地域ぐるみでサポート
② 子どもたちを取り巻く社会構造を変えるための活動
e-Education ①「映像授業」という画期的なアプローチ
② 成果への徹底的なこだわり
ワールド・ビジョン ①年に1度の写真付き成長報告
②チャイルドとの手紙のやりとり
③支援地を訪問してチャイルドに会うことも可能
セーブ・ザ・チルドレン ①子ども達の保健・栄養支援・教育支援を展開、2020年には世界で500万人以上の子どもたちに支援を届ける
②100年以上の歴史を持っている

また今回ご紹介した5団体は、どれも寄付金控除を活用することができます。

寄付金控除を受けるには?初めて寄付した方にも分かる簡単5ステップ

「毎月の寄付をするまでには、ちょっと手が届かない・・」
と感じたあなたでも、実際に負担する金額は、思ったより大きくなりません。
ぜひサイト内の他の記事も参考にしていただき、お気に入りの寄付先を見つけてください。

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