グッドごはんの寄付の使い道は?実際に大崎の倉庫へ行って聞いてみた

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、日本国内の低所得のひとり親家庭を対象に、定期的に無料で食品を配付する「グッドごはん」という活動に取り組む団体です。

「グッドごはんに寄付をすると、具体的にどんなことにお金が使われるの?」
こんな疑問をお持ちの方も、少なくないのではないでしょうか。

そのような折に、実際に食品の配付を行っている大崎の倉庫でインタビューをさせていただく機会があり、「貧困家庭の子どもたちのことを皆さんに知っていただきたい、この活動のことを詳しくお伝えしたい」と思い、この記事を作りました。

あなたの月1,000円のご寄付で、ひとり親家庭4世帯分の食品を届けることができます。
その食品が、その子どもとお母さんの笑顔を創ります。

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寄付金控除の対象団体です

この記事を書いた人

鈴木大悟

収入の10%を寄付することを5年以上継続中。「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。

そもそも「グッドごはん」とは?低所得のひとり親家庭に、無料で食品を配付

私たちが暮らすこの日本も、少なくない子どもたちが貧困の状態にあり、特にひとり親家庭の約半数が貧困の状態にあると言われています。

「子どもが『おなかすいた』と言っているのに、食べさせてあげられないことがありました。」
グッドネーバーズ・ジャパンが行った調査では、ひとり親家庭の47%が公的補助金などを含めても200万円未満の世帯年収で暮らしています。

グッドネーバーズ・ジャパンHP

ひとり親家庭の貧困は「見えない貧困」とも言われています。
多くのひとり親のお母さんが社会と繋がりを持つことが難しく、たったひとりで不安を抱えているのです。

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グッドごはんの箱を開けることを心待ちにしている子どもたち

まずお話を伺ったのは、この日、食品を受け取ったSさんです。
Sさんはこれまでに10回以上、グッドごはんの食品配付を利用しています。

「この活動を多くの人に知っていただきたい」とお伝えしたところ、快くインタビューに応じてくださいました。

グッドごはんの食品配付の現場ースタッフとボランティアで丁寧な声掛けを行う

私は普段、飲食業で働いているのですが、コロナ禍の影響により思うようにシフトに入れず、収入が激減してしまいました。
そのような折に、グッドごはんのことを知り、利用させていただくようになりました。

子どもは小3(9歳)と年中(5歳)の2人、そして私の3人暮らしです。
子どもたちはお菓子やジュースが嬉しいようで、グッドごはんの箱を開ける瞬間を、毎回本当に楽しみにしています。

先日は、グッドごはんによって家計が浮いた分で、子どもにお洋服を買ってあげることができました。

グッドネーバーズ・ジャパンから定期的にメールやLINEで連絡をいただけること、何かあったら相談しても良い場所があること、精神的な支えとなっています
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

(Sさん)

インタビューの最後に、「寄付をしてくださっている皆さまに、どうか、よろしくお伝えください」と話すSさんの言葉に、私も心を打たれました。

同時に、グッドごはんの活動が子どもたちとお母さんの生活に良い影響をもたらしていることを、実感することができました。

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「あなたは一人じゃない」グッドごはんを通して伝えたい想い

続いてお話を伺ったのは、国内事業部スタッフの綿貫さんです。
綿貫さんは、コロナ禍に直面したことで国内の子ども支援にも目を向けたいという思いで、グッドネーバーズ・ジャパンに入職を決められたそうです。

2021年4月に入職された綿貫玲子(わたぬき れいこ)さん

現場では、ひとり親家庭のお母さんと子どもから、手書きのメッセージをいただくこともあります。
中には、毎月必ず箱の中身の感想を送ってくださる方もいて、日々そのような声からグッドごはんの必要性とやりがいを感じています。

(綿貫さん)

グッドごはんで受け取ったパンケーキミックスで、
子どもと一緒にパンケーキを焼いたと報告してくれたお母さんも

最近は倉庫に業務用の大きな冷蔵庫を導入したり、夏は保冷剤を使ったりして、生鮮食品の配付に注力しています。

そうしたグッドごはんの活動を継続するためにかかる費用は、多くの方々のご寄付によって賄っています。

私はグッドごはんを通して、お母さんに「あなたは一人じゃない」と伝えたいです。
シングルマザーは周囲のサポートもなければ、社会的な繋がりもないことが多いからです。

(綿貫さん)

綿貫さん曰く、最近は寄付者の中から「自分の目で活動を見てみたい」と、寄付をきっかけにボランティアにも参加される方が増えているそうです。

日本国内の子ども支援だからこそ、私たちみんなにとって身近な問題で、このような流れが生まれているのだと思います。

次は、まさに寄付をきっかけにボランティアにも参加するようになった方に、お話を伺いました。

利用者に寄り添えるのは、私自身もひとり親家庭で育ったから

最後にお話を伺ったのは、この日、食品配付のボランティアに参加された熊崎さんです。
熊崎さんは、グッドごはんのクラウドファンディングをきっかけに活動を知り、寄付とボランティアの両方で支援をされています。

ヘアドネーションなど他のチャリティー活動にも積極的に参加

ボランティアは今回で3回目です。
食品配付は、自分の体を動かして参加することができます。

何かと人との繋がりが希薄になりがちな社会ですが、ボランティアに参加することで対面で会話する喜びがありますし、自己肯定感も上がります。

私も日本の「子どもの貧困」は、身近な問題だと思います。
同時に、グッドごはんは寄付の効果も実感しやすいのが魅力です。

熊崎さん)

「直接は会えませんが、いつも応援しています!
どうぞお体お大事に。私も一緒に頑張ります。」
食品と一緒に、心を添えて

私が住んでいる近くにも、グッドごはんの配付拠点があります。

もしかしたら、ご近所さんが貧困家庭かもしれない。
そんな可能性を思うと、一層この問題を身近に感じます。

実は、私自身もひとり親家庭で育ちました。
私もグッドごはんを利用される方と同じ立場に立った経験があるからこそ、ひとり親家庭のお母さんたちが抱える不安に寄り添うことができるのではないかと考えています。

(熊崎さん)

熊崎さんの内に秘めた想いを知り、私は頭が下がる思いでいっぱいになりました。

スタッフの綿貫さんも、ボランティアの熊崎さんも、皆さんから「子どもたちに温かい食卓を届けたい、明るい未来を届けたい」という想いがひしひしと伝わってきました。

あなたの月1,000円の寄付が、子どもたちとそのお母さんをサポートします。
子どもたちの未来を、あなたが変えてください。

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まとめ:グッドごはんへの寄付で、ひとり親家庭の子どもたちに食品を贈ろう!

グッドごはんの活動を継続的に実施するために募集しているのが、月1,000円から支援する「国内子どもスポンサー」です。

あなたの月々のご寄付で、例えば以下のような支援を実現することができます。

  • 月1,000円:ひとり親家庭4世帯に食品(合計40,000円相当)を贈ることができます。
  • 月1,500円:ひとり親家庭6世帯に食品(合計60,000円相当)を贈ることができます。
  • 月3,000円:ひとり親家庭12世帯に食品(合計120,000円相当)を贈ることができます。

あなたも「今、困っている親子を助けたい」「お腹を空かせている子どもたちのためにアクションを起こしたい」という想いを抱いているなら、ぜひグッドネーバーズ・ジャパンのWEBサイトをご覧になってみてください。

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