戦争に日常を奪われた子どもたちを救いたい!紛争地域で子供支援を行う団体3選

(出典:セーブ・ザ・チルドレンHP

世界各地で起こる戦争などの紛争。
ニュースでその被害状況を見て、心を痛めている人たちも多いのではないでしょうか。

「戦争地域にいる子どもたちを救いたい」
「子どもたちが当たり前の日常を取り戻せるよう力になりたい」

今回はそんな方に向けて、戦争禍で子ども支援を行う団体を3つご紹介します。

戦争により難民となった子どもたちの命と未来を守る(ワールド・ビジョン)

紛争によって被災した国や地域で生活する子どもたち、特に難民として国内外に逃れなければならない子どもたちへの支援を行っているのが、ワールド・ビジョンです。

ワールド・ビジョンHP

例えばワールド・ビジョンが活動するシリアでは、10年以上にわたり、紛争状態が続いています。
それにより、これまであった教育・医療の仕組み、経済や文化の多くが破壊され、病気や栄養不良、教育機械の損失、児童労働・搾取など、子どもたちへの深刻な影響が顕在化しています。

街や学校が破壊され、避難先からは通える学校がない、収入が乏しく教育に回す余裕がない等の理由で、学校に行けない子どもたちがいます。
シリア国内の子どもの2/3(240万人)が学校に通えていません。

ワールド・ビジョンでは、紛争により国外に逃れてきた難民の子どもたちを対象に、病気予防のための衛生環境の整備、予防の啓発活動の実施など、子どもたちの命を守る活動を行っています。

さらには、学びの機会を失った子どもたちが、補習授業や校外学習などを通じて学び続け、未来を築き続けるための活動を実施しています。

活動内容 食料や水の緊急支援・難民キャンプで教育支援など
活動地域 シリア・イラク・南スーダン・バングラデシュなど
支援対象 紛争や災害の被害に苦しむ、難民の子どもたち
寄付の使途 綺麗な水・薬・学用品など、現地に必要な物資
運営団体 認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(日本窓口)

ワールド・ビジョンでは、月1,000円、1日当たり33円で紛争地域の子どもたちを支援できる「プロジェクト・サポーター」を募集しています。

プロジェクト・サポーターとして寄付を始めると、毎年3月頃に年次報告書が、ご自宅に郵送で届くようになります。
あなたの寄付がどのように役立てられたのか、定期的に活動の成果をチェックすることができます。

終わりの見えない戦争の恐怖の中、必死に生きる子どもたちの命とその将来を守りたいと思われた方は、ぜひ支援を検討してみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

紛争や自然災害で厳しい状況にある地域に支援を届ける日本発祥の団体(JEN)

国内外で、紛争や自然災害に苦しむ人々に、緊急支援、自立支援に取り組んでいるのが、日本発祥の人道支援NGO、JEN(ジェン)です。

JEN HP

例えばアフガニスタンでは武力勢力から逃れるため、避難生活を続ける人たちがたくさんいます。

より安全な場所は、それと引き換えに田舎の山の麓など不便であることが多く、安全な水が手に入りづらい状況にあります。
そのため、子どもたちが学校にも行けずに1日のほとんどを水汲みをして過ごしているのです。

そんな状況を変えるため、JENでは、難民の人たちが安全な水を供給するための井戸を設置。
簡単に安全な水を確保できるようになったことで、子どもたちは学校に通うための自由な時間を手に入れることができました。

さらに、井戸を設置するという緊急的な支援だけでなく、空いた時間を教育にあてられるよう、学校の建物自体の建築や学習支援なども行い、子どもたちの自立を支えています。

このように、緊急支援と自立支援の両方を行い、その時々に必要な支援を届けているのです。

活動内容 紛争地域や自然災害の被害を受けた地域の緊急支援から自立支援
活動地域 アフガニスタン、パキスタン、トルコ、日本(東北)
支援対象 紛争、自然災害により厳しい状況にある人びと
寄付の使途 緊急支援時の物資調達費用、自立のための設備建設費用等
運営団体 認定NPO法人ジェン(JEN)

JENでは、月々1,000円から活動を応援することができる​「JENサポーター」を募集しています。
ホームページには、具体的にどのような活動に寄付が使われるのかが明確に示されていました。

  • 毎月1,000円で:173世帯に1カ月分の井戸水を提供することができます。
  • 毎月1,500円で:アフガニスタンの家族1世帯に防寒セットを配布できます。
  • 毎月3,000円で:18人に衛生キットを配布することができます。

紛争で苦しむ子どもたちに緊急的な支援と長期的な自立支援を両方届けたい、という方はぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

最も弱い立場に置かれた子どもたちの日常を取り戻す(セーブ・ザ・チルドレン)

子どもの権利のパイオニアとして、戦争地域を含む約120ヶ国で活動を行うのがセーブ・ザ・チルドレンです。
子どもの権利を守る活動について、国連や各国政府からもその専門性を認められ、世界中で、子どもを取り巻く環境に変革をもたらす活動を行っています。

セーブ・ザ・チルドレンHP

セーブ・ザ・チルドレンが対象とするのは「最も弱い立場に置かれた子どもたち」。
例えば、紛争が続くシリア東部で支援を提供している11歳の少女は、爆撃の影響で15回も避難を余儀なくされ、寒い夜を越すための電気も、服も、食料もなかったといいます。

セーブ・ザ・チルドレンでは、2030年までに子どもたちのために達成したいこととして以下3つを掲げて支援を行っています。

  • 5歳未満の子どもが予防可能な病気で亡くなることをなくす
  • すべての子どもが質の良い基礎教育を受けられる
  • 子どもへの暴力が許されない社会にすることをめざす
活動内容 子ども達の保健・栄養支援・教育支援など
活動地域 シリア、ウガンダ、モンゴル、日本など約120ヵ国
支援対象 緊急支援、保健・栄養、教育、防災などの分野で支援が必要な子どもたち
寄付の使途 緊急支援で食料など物資の支援を始め、子どもたちとその家族を守る活動
運営団体 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、毎月の寄付で活動を支えることができる、「SC(Save the Children)サポート」を募集しています。

セーブ・ザ・チルドレン「SCサポート」を申し込む前にチェックした、寄付の使い道と3つのポイント

寄付全体の94%が事業費に使われ、月々寄付をすると、どのような活動に使われるのかもHPに記載されていました。

  • 月1,500円で、清潔な衣類、石けんやおむつなどの新生児キットを7組の母子に提供できます。
  • 月3,000円で、災害で学用品を失った子どもたちにスクールキット20セットを支援できます。
  • 月10,000円で、家族用の衛生用品キット(バケツ、タオル、歯磨きセット、石けん、洗剤、くし、爪切り、シャンプー、給水タンク)と防風雨で破損した家屋の修復に必要なシェルターキット(ロープ、防水シート)を31家族に支援できます。
    ※全て寄付1年あたり

子どもの権利のパイオニアとしての力を生かして、最も弱く、支援が必要な子どもたちを支えたい、と思われた方は、ぜひ寄付を検討してみてはいかがでしょうか?

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

以上、戦争地域で子ども支援を行う団体をご紹介しました。
ぜひ少しでも皆さまが寄付を検討する際の参考になれば幸いです。

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