アドラ・ジャパンの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

(出典:アドラ・ジャパンHP)

途上国の開発支援や被災地支援を行う認定NPO法人アドラ・ジャパン。
日本の被災地支援などで目にした方もいるのではないでしょうか。

この記事では、「アドラ・ジャパンの評判や口コミを知りたい」、「アドラ・ジャパンは寄付先として信頼できるの?」という方の疑問にお答えします。

アドラ・ジャパンへの寄付を検討していて、信頼できる団体かどうか知りたい方のためにチェックするべきポイントを3つ解説しました。
参考にしてみてください。

ブログやSNSで見つかった「アドラ・ジャパン」の評判・口コミ

アドラ・ジャパンはどのような評判があるのか調べたところ、ポジティブな評判とネガティブな評判が見つかりました。

ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ

まずはポジティブな評判や口コミ、支援者からのメッセージを紹介します。

国際NGOとしては実績十分のアドラ・インタナショナルの日本支部である。

塚本俊也・支部長やそのスタッフ、それに何よりもコソボでボランティア学生を引き受けてくれるコソボ駐在代表の渡部真由美さんらの全面的な協力がなかったら、私の思いも中空を浮遊する幻想に終わっただろう。

東京事務局での全面的支援を担ってくれた橋本笙子さんも含めたアドラジャパンの皆さん、ありがとう。

文教大学HP

(出典:団体を支援する方 – Twitter)

そして、ネパールとの繋がりが一段と深くなって、この年から、「香風」の売上の一部を ADRA Japan(国際協力NGOアドラ・ジャパン)さんを通して復興支援のために寄付するようになった。

支援企業のブログ

SNSやWebサイトで評判や口コミを探していると、好意的な意見の他にアドラ・ジャパンを寄付先として紹介する投稿が多く見られました。

ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問

一方で、アドラジャパンに対する批判的な意見やネガティブなコメントも存在しました。

(出典:活動に疑問を抱いた方 – Twitter)

(出典:検証が必要と感じた方 – Twitter)

SNSには一部このような団体に対する疑問や批判などのコメントがありました。

支援先として「アドラ・ジャパン」は信頼できる?3つのチェックポイント

上記で紹介したように、世の中に存在する団体には様々な意見が寄せられます。

特にNPO法人への寄付を検討している方は、自分のお金を渡すことになりますが、信頼できる団体はどのように見抜くことができるのでしょうか。

以下では3つのチェックポイントを解説します。

ポイント1:団体として信頼できるか?

アドラ・ジャパンは、税制上の優遇措置を受けることが認められたNPO法人格を持つ認定NPO法人です。

日本で「NPO法人」として活動するには、都道府県や政令市などの所轄庁が定める申請をして、認めてもらう必要があります。
どんな団体でも、NPO法人格を名乗ることができる訳ではありません。

申請には定款や役員名簿、役員の就任承諾書及び誓約書の謄本など多くの申請書類が必要です。

申請がなされるとその書類を市民に開示し、一般の人がその申請をチェックします。
その後、所轄庁によって提出された申請がNPO法人格を持つものに相応しいか確認され、NPO法人として認証されます。

アドラ・ジャパンはこの一連の審査をクリアしたNPO法人です。
加えて、アドラジャパンは日本にあるNPO法人のうち2%しか認められていない認定NPO法人という法人格を持っています

認定NPO法人と名乗ることができるのは、所轄庁が定める一定の基準を満たしたNPO法人だけです。
また、アドラ・ジャパンは世界各国にあるアドラ(ADRA)の支部の一つでもあります。

アドラ・ジャパンHP

アドラの世界本部はアメリカのメリーランド州に設置されています。

この世界本部の下に9つの地域管轄支部があり、その下に120カ国の支部が存在しているのです。
120の支部を基に活動を行っている拠点はさらに多く、約200カ所にのぼります。

それら各国の支部と連携し、国連や現地の政府や公的機関などとも協力して、被災者や難民、医療支援などを行うのがアドラです。

アドラ・ジャパンはアジア地域管轄支部に所属し、アジア管轄に属する各拠点の顧問としての役割も持っています。

このことから、アドラ・ジャパンは日本の公的機関だけでなく世界からも認められている信頼できる団体ということがわかります。

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?

団体の収支や寄付金の使い使途などが公開されていることは、NPO法人が信頼できるかどうかを確認するのに有効です。

団体の収支について、アドラ・ジャパンは年度ごとに財務諸表を公開して運営の透明性を確保しています。

参考

年次報告・会計報告アドラ・ジャパンHP

財務諸表の中では、一年の収益や費用をまとめた活動計算書と財政状態を表す貸借対照表について報告されています。
もちろん、寄付金や正会員から受け取った会費などの明記もあります。

また、寄付金の使い道について、ホームページや寄付をした方に配布される活動報告書、メールマガジンなどで公開しています。

アドラ・ジャパンHP

上記のページでは、2016年度の支出のうち94.6%が事業活動に、5.4%が管理費に使われていることを紹介し、寄付金が事業に活用されていることを公開しています。
また、具体的な寄付の用途も紹介しています。

例えば、シリア難民の子供たちへの学習機会を提供する活動では、どれくらいの寄付が集まれば、どのような支援ができるのかという詳しい解説も行われています。

  • 33人からそれぞれ5,000円の寄付が集まると、教師を3人1ヶ月雇用することができる
  • 40人からそれぞれ3,000円の寄付が集まると、必要な画材や子どもの軽食を用意できる
  • 23人からそれぞれ2,000円の寄付が集まると、保護者が集まるイベントを毎月継続的に実施できる

このように、アドラ・ジャパンは団体の収支や寄付の使途に関して適切な情報を開示をしていました。

ポイント3:きちんと活動しているか?

最後にアドラ・ジャパンの活動内容を調べてみました。
定期的な活動報告や直近の支援活動を確認することは、団体の信頼性を見極めるのに有効です。

なぜなら、日々の活動をホームページ上で更新したり、SNSで情報発信することはNPO法人として、支援者や寄付を集めるための非常に重要な仕事だからです。

また、実際に行った活動結果を支援者に報告できるよう、職員が日々労力を割いて取り組んでいると考えることができます。

NPO法人への寄付を考えている方は、その団体が活動内容を発信しているか確認するようにしてみてください。

実際に、アドラ・ジャパンが行っている活動報告としては、

を確認することができました。

アドラ・ジャパンHP

アドラ・ジャパンは、上記のようにホームページやSNSなどで、活動の様子を継続的に情報発信していることから信頼のある団体ということが伺えるのではないでしょうか。

以上、アドラ・ジャパンが寄付先として信頼できる団体かどうかについて紹介しました。


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