熊本・鹿児島豪雨に募金を届けるには?被災地を支援する寄付先NPO3選

(出典:カタリバHP

2020年7月に発生した西日本の豪雨。
熊本県や鹿児島県に大きな被害が発生しました。
ニュースで流れる悲惨な映像に心を痛めている方も多いのではないでしょうか。

被災された現地の方々を直接助けに行くことは難しくても、募金で間接的に支援することはできます。
今回は、すでに現地での支援を開始しているNPO団体を紹介します。
募金の際に参考にしてみてください。

ドクターヘリで緊急支援を開始、Tポイント募金も(ピースウィンズ・ジャパン)

「必要な人々に、必要な支援を」を掲げて活動するピースウィンズ・ジャパン。
今回の災害発生直後に現地に駆けつけ、現地でのレスキュー活動、避難所支援を行なっています。

現地は土砂崩れや崖崩れ、川の氾濫によって多くの道路が遮断されています。
結果的に、多くの住民の方々は指定避難所に避難できず、公園など、避難可能な別の場所にやむなく集まっている状態です。

ピースウィンズ・ジャパンHP

ピースウィンズ・ジャパンの運営する空飛ぶ捜索医療団「ARROWS」は、医療・レスキュー・災害救助犬で構成された支援チームを結成。
公園に仮診察所を開設し、避難された方々の診察や、感染症対策、衛生環境の改善を行なっています。

さらに、孤立住民の救出や、陸路での移動が難しい場所での急病人をヘリコプターで搬送するなど、速度と精密さの両立さが求められる活動にも当たっています。

活動内容 孤立した人の搬送や医療支援、レスキュー活動など ※
活動地域 九州豪雨によって道路が寸断された場所 ※
支援対象 豪雨被害で孤立した方、被災し避難している方 ※
寄付の使途 被災地での支援活動全般 ※
運営団体 認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン

※熊本豪雨に関連する活動についての例

ピースウィンズ・ジャパンでは、今回の「令和2年7月大雨・洪水被災地支援」への寄付を募っています。
クレジットカード、振込のほか、Tポイントでの募金も可能です。

急病人の搬送や人命救出など、スピード感を求められる活動をするピースウィンズ・ジャパン。
彼らのスピードが維持できるよう、寄付することで支援してみてはいかがでしょうか。

被災地で炊き出し、障がい者施設とも連携した迅速な支援(難民を助ける会)

国際NGO「難民を助ける会」は、九州の豪雨に対し、災害発生直後から支援を開始。
障害者団体や障害者施設と連携して情報収拾を行い、緊急支援物資の寄付や、継続的な炊き出し活動を行なっています。

難民を助ける会HP

「避難」という状況に慣れる人はこの世にいません。
今回被災された方も、慣れない不安生活に突然見舞われて戸惑い、不安になっています。
そんな中での暖かいご飯の提供は、味の美味しさもさることながら、精神的にほっとするものなのではないでしょうか。

「わざわざ遠いところからありがとうございます」といったお言葉をいただくのはもちろんのこと、炊き出し器材をお借りしたレンタル店のスタッフの方も「熊本地震のときにも来てくださったんですもんね」「お身体に無理のないように気をつけてください」とあたたかい労いの言葉をいただきました。

難民を助ける会HP
活動内容 避難している被災者への炊き出し、物資供給支援 ※
活動地域 熊本を中心とした避難所 ※
支援対象 九州豪雨で被災され避難されている方 ※
寄付の使途 炊き出し費用など支援活動全般 ※
運営団体 認定NPO法人難民を助ける会

※熊本豪雨に関連する活動についての例

難民を助ける会では、感染症のリスクを可能な限り避けながら炊き出し活動が行われています。
避難をされ、落ち着かず不安でいっぱいの方々があたたかいご飯を食べ、ひとときでも安らげるよう、ぜひ寄付を検討してみてください。

被害の大きい人吉市で、子どもたちが安心できる居場所を提供(カタリバ)

子どもの教育支援活動を行う認定NPO法人カタリバは、甚大な被害のあった人吉市で子どもたちの居場所づくり活動と運営を行なっています。

カタリバHP

被害の大きかった人吉市。
洪水や土砂崩れにより、生活インフラや交通にも被害が及んでいます。
そのような中、下記のような要望があがりました。

  • 「自宅は被災しているが、子供を一人で避難所に残すわけにも行かず、家の片付けに連れて行くわけにもいかず、困っている。」
  • 「自分も子どもも発達障害持ちで薬を飲んでいる。子どもも不安定になってるしとにかくこの先どうなるか不安。」
  • 「子どもも、被災した自宅に行きたいと言っているが、一緒に泥かきに行くより、遊ばせてやってほしい。」

カタリバHPより)

カタリバはこのような現地の状況を見て、人命救助や自宅の復旧を行うご家族が安心して子どもを預けられるよう、子どもたちの居場所と遊び場となる「カタリバパーク」を開設しました。

被災しショックを受けたであろう子どもたちが少しでも緊張をほぐせるよう、現地スタッフが工夫を重ねながら運営を行なっています。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など
活動地域 オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 主に日本の小学生〜高校生など
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

カタリバでは緊急の子どもサポート募金の窓口を開設しています。
単発での募金が可能なので、支援を検討してみてはいかがでしょうか。

復旧には長い時間がかかります。
自分の好きなタイミングで、少しずつ支援を重ねることが現地への力となるでしょう。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

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