(出典:村上財団 HP)
「コロナに対する財団の寄付って、どれくらいの規模なんだろう?」
「私たちでも財団にできる寄付はあるのかな?」
このような疑問をお持ちの方へ、コロナ対策支援を行なっている財団や基金をご紹介します。
目次
病床1万床を確保、患者用タクシーも100台手配で医療崩壊防ぐ(日本財団)
新型コロナウイルス感染の拡大で、最も恐ろしいのが「医療崩壊」。
その医療崩壊を防ぐためには、十分な医療機関の確保が最重要課題となっています。
まずは、全国で最も患者数が多く、高い病床使用率が続いてきた東京から支援を実施し、本事業をモデルとして、今後状況をみながら他地域でも同様の支援を検討していきます。(中略)
現在の第1波を乗り越え、そして来るかもしれない第2波第3波においても、これまで多くの命を救ってくださった医療体制が維持できるよう、今後も支援を継続してまいります。
(同団体WEBサイト より)
日本財団では、病床の確保や送迎車の手配で日本の医療崩壊を防ぐ取り組みを行っています。
同団体の寄付ページを開くと「災害復興支援特別基金<新型コロナウイルス緊急支援>」というカテゴリがあるので、そちらを選択すれば私たちの寄付が新型コロナウイルス対策への活動費として利用されます。
活動内容 | 感染者向け対策施設の整備 ※ |
活動地域 | 東京都 ※ |
支援対象 | 新型コロナウイルス感染症患者 ※ |
寄付の使途 | 施設整備費、医師や看護師の活動資金など ※ |
運営団体 | 公益財団法人日本財団 |
※ 新型コロナウイルス対策に関連する活動についての例
また、新型コロナウイルスの拡大が収束し、寄付の必要がなくなった場合の残りの寄付金は「災害復興支援特別基金」として被災地への緊急対応を即時実施するために活用されるそうですよ。
寄付は毎月1,000円から可能で、オンライン・銀行振込のいずれかを選択できます。
「まずは一度寄付をしてみたい」という方は、1回のみの寄付も可能です。
一人ひとりの寄付は少額でも、それが集まればより多くの方々を支援することができますよね。
「病床の確保や移動手段で、医療従事者や感染者をサポートしたい」
そう思われた方は、寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。
ホームレス支援などコロナ対策のNPOに3億円マッチング寄付(村上財団)
村上財団では、コロナ対策を行なっている団体へのマッチング寄付を行なっています。
例えば、ホームレス支援などを行う認定NPO法人抱樸(ほうぼく)では、外出・営業自粛によって変化した生活で危機に直面する社会的に弱い立場にある人の生活をサポートしています。
このような不況のあおりを一番初めに受けるのは、非正規雇用の人や低所得の人など、社会的に弱い立場にいる人たちです。
このような人たちからまず、仕事を失い、住まいを失い、人とのつながりを失い、いのちの危機に直面することになります。
(中略)過去20年あまりの間に2度も経験した、不況の影響で自殺者とホームレスの増加を許してしまう大変苦しい状況を、私たちはもう、絶対に繰り返してはいけない。
(READYFORプロジェクト概要 より)
このようなコロナ対策を行なっている団体を募り、マッチング寄付の対象となるプロジェクトを村上財団にて決定しているそうです。
活動内容 | 抗体検査機器の寄贈・マッチング寄付など ※ |
活動地域 | 東京都 ※ |
支援対象 | 新型コロナウイルス感染症患者 ※ |
寄付の使途 | 各支援団体の活動資金など ※ |
運営団体 | 公益財団法人村上財団 |
※ 新型コロナウイルス対策に関連する活動についての例
同団体のほか、様々な支援団体がマッチングの対象となっていました。
- 特定非営利活動法人新公益連盟
- 一般財団法人創発プラットフォーム(創発マザー募金)
- 全国こども食堂支援センターむすびえ
- 認定NPO法人ガンバの会
- 認定NPO法人カタリバ
それぞれの団体が、子どもたちの教育や食事、精神的ケアなど様々な活動を行なっています。
気になる団体がある方は、寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。
クラウドファンディングでワクチン開発などに助成金を(拡大防止活動基金)
現在、日本各地では多くの医療機関や自治体などが新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組んでいます。
医療崩壊と介護崩壊を防ぐために、多くのボランティアの力が必要になります。
例えば、外出自粛中の独居者への食事の宅配、医療従事者のファミリーサポート、出勤できない介護従事者に代わる業務支援などのため、多くの若者たちのボランティアを登録し、感染予防を教育し、必要な場所へと派遣する活動を立ち上げるため、ぜひご支援ください。
(READYFORプロジェクト概要 より)
そのような機関へ活動費用を助成する取り組みを行なっているのが拡大防止活動基金です。
本基金は東京コミュニティー財団が設立した新型コロナウイルス対策に特化した基金です。
活動内容 | 新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金の設立 ※ |
活動地域 | 東京都 ※ |
支援対象 | 新型コロナウイルス感染症患者 ※ |
寄付の使途 | 必要物資や医療器具の購入、研究費、団体の活動資金など ※ |
運営団体 | 公益財団法人東京コミュニティー財団 |
※ 新型コロナウイルス対策に関連する活動についての例
私たちがREADYFORのクラウドファンディングを通じて寄付を行うことで、以下のような活動費用として利用されます。
- 介護施設、障がい者施設、保育所、学校、放課後学童保育等へのマスク等必要物資の支援費用
- 医療機関へのマスクや手袋、ガウンなどの医療用防護具、水や毛布などの救援物資、人工呼吸器やベッドなどの医療器具の支援費用
- 医療用防護具、医療器具などを生産するための事業経費 など
また、本基金への寄付は税制上の優遇措置を受けることができますよ。
本基金が設立されている(公財)東京コミュニティー財団は、内閣府より「公益財団法人」として認定されており、本基金への寄付は、次のとおり税制上の優遇措置が受けられます。本基金が発行する寄付金領収書をもって、それぞれ所轄の税務署で申告してください。
※本基金への寄付の控除において「税額控除」は選択いただけませんので、あらかじめご了承ください。
(READYFOR FAQ より)
「財団の寄付」と聞くと、巨額の寄付ができる人だけの話と思いがちですが、このように私たちが身近でできる支援も多くあります。
「コロナ対策に関する支援先をもっと知りたい!」という方は、次のページも参考にされてみて下さいね。
一人ひとりの力が集まれば、将来的により多くの支援となっていくはずです。