セカンドハーベストジャパンの評判や口コミは?寄付先として、信頼できるかをチェック

(出典:セカンドハーベストジャパンHP

破棄予定の食べ物を、食品メーカー・小売店・農家などから引き取り、児童養護施設・DVシェルター・路上生活者などに提供する、認定NPO法人「セカンドハーベストジャパン」(略称、2HJ = Second Harvest Japan)。

その活動資金のほぼ全額が、食品の現物寄付を中心とした民間からの寄付でまかなわれています。

「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、 セカンドハーベストジャパンの評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。

ブログやSNSで見つかった「セカンドハーベストジャパン」の評判·口コミ

セカンドハーベストジャパンについて、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみたところ、さまざまな口コミが見つかりました。

ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ

まずはポジティブな評判から。
さまざまな支援方法で寄付をしている方々が、次のようにメッセージをつづっています。

『書籍寄付受領書』が届きました。
いつ、何が、どのように、どこで、どうなるのか。
どうなったか。
きちんと報告してくれます。
私が、昔愛したCDとDVDは、7202円と査定され、 9/10にセカンドハーベストジャパンという日本初のフードバンクへ、入金され寄付になります。

寄付金は、セカンドハーベストジャパンの活動支援になります。
食べ物を必要としている方々が少しでも笑顔になれますように?

確実で安心安全、誠実なのが一番!
次は本かな~?
#バリューブックス #チャリボン
#1冊2食分 #36冊10㎏の食料

(出典:CD・DVDを寄付して支援した方 – Instagram)

(出典:自動販売機で飲み物を買って支援した方 – twitter)

(出典:タレントの誕生日祝いとして寄付をした方 – twitter)

有名人では、タレントのディーンフジオカがサポート。
団体では、ニュースキンジャパン、西友/ウォルマート・ジャパン、キューピー、モスフードサービスなどが支援しています。

ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問

その一方で、疑問や不安などネガティブな評判も、ブログやSNSで見つかりました。

(出典:活動範囲を広げて欲しいと感じた方 – twitter)

(出典:活動地域を全国に広げて欲しいと感じた方 – twitter)

(出典:衛生面を心配する方 – twitter)

支援先として「セカンドハーベストジャパン」は信頼できる?3つのチェックポイント

このような評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。

以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント1:団体として信頼できるか?

  • 2000年、炊き出し食料を集める活動を開始。
  • 2002年、特定非営利活動法人「フードボート(Food Bank Japan)」を設立し、本格的な活動を開始。
  • 2004年、「セカンドハーベスト・ジャパン」に名称変更。
  • 2018年、認定NPO法人として認定。

セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)は皆さまの支援のもとに、2018年4月11日付、東京都より認定NPO法人の資格を取得いたしました。(中略)
税制の優遇は認定された法人並びに寄付をしてくださった方々に適用されます。

(出典:寄付者のメリット

認定NPO法人の認可は、以下のような審査や過程を経て受けることができます。

申請にあたっては、「年間100人以上の方から、3,000円以上の寄付を受けている」といった実績が要件となり、また経理財務や情報管理など管理体制の整備が求められます。
認定元の自治体(例:東京都)から、「適正な法人運営をしているか?」をチェックされ、十分に行っていないと更新(5年ごと)がされません。

その寄付先は信用できる?怪しい?「寄付してはいけない」団体と、信頼できるNPOを見分ける6つのポイント

NPO法人や一般財団/社団法人よりも、寄付金控除が認められている認定NPO法人や公益法人の方が、より適切に寄付金を管理をしている可能性が高いです。

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?

セカンドハーベストジャパンの資金の使い方は、ウェブサイト上の「年次報告書・その他資料」で公開されています。
2021年度の事業報告から主な決算数値を拾って割合を計算してみました。

寄付の9割近くは、食品の現物支給のようです。

  • 収益 約18.9億円
    • 寄付金 97.4%
      • (うち、寄贈食品受入評価益 86.1%)
      • (うち、受取寄付金 12.0%)
      • (うち、その他 1.9%)
    • 助成金 2.46%
    • 事業収入(講演・取材他) 0.48%
  • 支出 約18.2億円
    • 事業費 99.0%
    • 管理費 1.0%

ポイント3:きちんと活動しているか?

セカンドハーベストジャパンは、食品メーカー、小売店、農家、輸入業者などが破棄予定の食べれる食品を引き取り、児童養護施設やDVシェルター、路上生活者などに再分配しています。
食品を提供する側は廃棄費用の削減などのメリットがあり、受け取る側も賞味期限間近や箱が潰れているだけといった食べ物をもらうので、相乗効果のある仕組みになっているようです。

活動の柱は4つ。

  1. 【炊き出し】路上生活者に対して、毎週土曜日に上野公園で食事提供
  2. 【ハーベストパントリー】貧困の難民、母子家庭、失業者などに、食品を配布
  3. 【フードバンク活動】食べれる廃棄予定の食品を、児童養護施設、DVシェルター、路上生活者などに配布
  4. 【政策提言と発展】将来的に政策提言をすることを目指し、説明会・講演会などでフードバンクの啓蒙活動を実施

アニュアルレポート」によると、2021年度は310万食以上(1食約67円換算)の食べ物を提供したとのことです。

活動については、さまざまな媒体を通じて知ることができます。

セカンドハーベスト・ジャパン – facebook

以上、セカンドハーベストジャパンの評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容を紹介しました。
寄付先の検討材料として、お役に立てば幸いです。

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