「ユニセフハウスのアクセスは?」「見どころを知りたい!」
という方のために、実際にユニセフハウスを見学してきました。
ユニセフハウスを何倍も楽しむためのポイントを解説します。
目次
ユニセフハウスとは?品川から途上国の支援現場を体験できる
ユニセフハウスの住所は「〒108-8607 東京都港区高輪4-6-12(Google map)」です。
最寄駅のJR品川駅から徒歩7分
ユニセフハウスまでの行き方を解説します。
①JR品川駅西口正面の「品川駅前」交差点から伸びている坂(柘榴坂)を進みます。
↓
②最初の信号(品川東武ホテルがある交差点)を左折します。
↓
③道沿いの右手にユニセフハウスが見えます。
入場料無料、団体での訪問やガイドツアーは事前に予約が必要
- 営業時間:平日と第2/4土曜日の10:00〜17:00(※ 祝日、年末年始、日本ユニセフ協会創立記念日(6月9日)を除く)
- 入場料金:無料
- 事前予約:個人訪問でガイドツアーなしの場合は予約不要、団体での訪問やガイドツアーは事前に予約が必要
- 電話番号:03-5789-2014(個人・学校)/ 03-5789-2012(団体)
他にも訪問前の注意事項など、こちらをよく読むようにしてください。
ユニセフハウスの見どころは?実際に展示を見学してきました
世界の子どもの現状について理解が深められるユニセフハウス。
大きく分けて2つの見どころがあると感じました。
見どころ1:ユニセフの仕事内容が分かる
世界の子どもたちへ実際にどんな支援活動を行っているのか、リアルな展示物とともに理解を深めることができます。
例えば、こちらは栄養治療食の「プランピー・ナッツ®︎」。
世界には重度の栄養不良に苦しむ子どもたちが少なくなく、命の危険に晒されています。
急激に痩せ細ってしまった消耗症の子どもは、普通の食事を摂るだけでは回復は困難です。
そこで活躍するのが、こうした栄養治療食。
衰弱した子どもに少しずつ与えることで、元気を取り戻すことができるのです。
世界では6秒に1人のペースで5歳未満児が命を失っています
例えば、南スーダンに住む生後14カ月のアデュちゃんは、マラリアと下痢の影響で食欲もなく、深刻な栄養不良(上腕の周囲10.5㎝、体重わずか6.5㎏)になってしまい、8週間前には歩くこともできませんでした。
両親に連れられ、ユニセフが支援する栄養センターにやってきたアデュちゃん。
栄養治療食のおかげで、だんだんと体重が増え、今では元気になって、歩き始めました。
ユニセフハウスでは栄養治療食の他にも、病気から命を守るワクチンや、水を綺麗にする浄水剤など、実際に支援で使われている物資やレプリカを見て、学ぶことができます。
あなたのご支援が、
子どもたちの命と未来を守ります
ユニセフは、保健・水と衛生・教育など多岐に渡る分野で、世界約190の国と地域の子どもたちを支援しています。
ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムを通じて、あなたの寄付が「栄養治療食」などの支援物資へとカタチを変えて、世界中の子どもたちに支援が届きます。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
見どころ2:子どもの権利について学べる
ユニセフは第二次世界大戦後の混乱の中で、困窮する子どもたちを守るために生まれました。
今は世界約190の国と地域で、「子どもの権利」の実現を目指して活動しています。
その活動の基本となるのが「子どもの権利条約」です。
子どもの権利条約は、1989年に国際連合の総会で、すべての国が賛成して成立しました。
日本も1994年に加盟し、今では世界196の国と地域がこの条約へ入り、世界で最も広まった人権条約になっています。
すべての子どもに〇〇を、あなたは何を入れますか?
今回私はガイドツアーにも参加させていただきました。
ツアーに参加すれば、ガイドさんの話を聴きながら、子どもの権利の具体的な内容について、さらにもう一歩理解を深めることができます。
例えば、子どもの遊ぶ権利。
外で遊ぶことによって、発育が促進されるのはもちろんのこと、友達との遊びの中で子どもたちは「相手にやって良いことと悪いこと」を知り、社会や社会の中のルールを学びます。
子どもが大人になる心の形成、ひいては人格の形成へ繋がります。
机に向かって学ぶことと同じように、遊ぶことはとても大切な子どもの権利です。
「子どもの権利条約」は前文と54条の条文から成り、日本ユニセフ協会では具体的な子どもの権利を定めた第1〜40条を抄訳して公開しています。
ユニセフハウスでは、様々な仕掛けによる体験型の展示によって、世界の子どもたちが直面している現実を体感することができます。
世界の子どもたちのために何か行動を起こしたいと思ったあなたがまず訪れるべき場所としてオススメします。
日本ユニセフ協会が運営!寄付金はどこに使われている?
ユニセフハウスの展示やイベントは、公益財団法人日本ユニセフ協会によって運営されています。
日本ユニセフ協会とは?ユニセフの公式窓口
日本ユニセフ協会は、ユニセフの公式支援窓口です。
世界の子どもたちの問題を広く伝えると同時に、募金活動を行い、支援を届けています。
- ユニセフ:世界中の子どもたちを守るべく活動する国連機関。本部はアメリカのニューヨークにあり、職員の多くは途上国の現地事務所で、支援活動に携わっている。
- 日本ユニセフ協会:先進国に設置されているユニセフ国内委員会のひとつ。広報や募金活動などを通じて、支援の輪を広げるのが主な仕事。
ユニセフハウスの展示も、世界の現状をより分かり易く伝える一環なのです。
寄付の80%以上をユニセフ本部へ拠出
日本ユニセフ協会に集まった寄付金の8割以上はユニセフ本部に送金され、実際の支援に使われます。
残りの2割弱は、日本ユニセフ協会が国内で活動を行うための資金に充てられます。
日本ユニセフ協会は、寄せられた寄付を少しでも多く支援活動に生かすための経費削減に日々取り組んでおり、毎年20%弱を募金・広報・アドボカシー活動の国内事業に充て、80%以上をユニセフ本部に拠出しております。
日本ユニセフ協会HP
ユニセフハウスを始め、日本ユニセフ協会の広報活動によって、私たちは世界の子どもたちの問題を知り、アクションを起こすきっかけを得ることができます。
感想:事前に勉強してから見学した方が100倍楽しめる!
私はユニセフハウスを訪問する前に、「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」で、ユニセフに毎月の寄付を始めました。
その時からずっと行きたかったユニセフハウスを、念願叶って訪れることができました。
先ほどご紹介した「プランピー・ナッツ®︎」や「ワクチン」など、知識として知っていたことをリアルな展示物で目の当たりにすることができ、まさに点と点がつながった感覚がありました。
もちろんユニセフハウスを訪問するだけでも学べることは多いのですが、事前に少しでも予習したうえで、当日を迎えられると喜びや発見は大きいと思います。
「ユニセフの活動について、さらに理解を深めたい」「ユニセフへの支援を検討したい」という方は、こちらからご覧になってみてください。
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寄付金控除の対象団体です