居場所支援に寄付するには?安心できる拠り所を提供する募金先NPO3選

(出典:DxP HP

「自分には学校にも家庭にも、どこにも居場所がない」
いじめや家庭内での問題から、安心して過ごすことのできる場所がないと感じている子どもたちがいます。

この記事では「引きこもりや不登校となった子どもの居場所を支援したい」と考えられている方に向けて、温かい居場所の提供を行っている団体を、3つご紹介します。

家庭環境などに困難を抱える子どもが、本音を話せる居場所を(カタリバ)

カタリバ HP

「母子家庭のため、進学をあきらめた・・」
「親のDVや病気などに苦しみ、学校にさえ毎日通えない・・」

生まれ育った家庭環境などの影響によって、苦しい思いをしている子どもたちがいます。

本音を話せる居場所作り

スタッフとの対話を通した関わりを通じて、心の基盤となる安全基地としての居場所を提供し、状況に応じて段階的な支援を行います。

カタリバHP

認定NPO法人カタリバは、困難な状態にある子どもたちの夢や可能性が閉ざされてしまうことのないように、子どもたちの心のケアを行っています。

カタリバは「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくりだす力を育める社会」を目指して活動しています。
2001年の設立から一貫して、子どもたちの教育支援活動に取り組んでいます。

活動内容 安心できる居場所の提供、学習支援、食事支援、災害時の居場所の提供や学習支援、探究学習の実践支援など
活動地域 オンライン(全国)、岩手県、宮城県、福島県、東京都、島根県に加え、各地域団体を後方支援
支援対象 主に日本の小学生〜高校生など
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

一人でも多くの子どもたちに支援を届けるため、特に募集しているのが、月1,000円から応援する「サポーター会員」。
たとえば月3,000円の寄付を1年間続けると、生徒8人に1ヶ月間、食事を届けることができるようになります。


カタリバに寄付する「サポーター会員」を10年以上続けての感想と、申込前のチェックポイント
編集部オススメのポイント!
設立から20年以上、一貫して、10代の子どもを支援しています。その中で培った知見をベースに、子どもたちの機会格差を埋めるチャレンジに取り組んでいます。
女子大生2人でスタートしたカタリバの活動も、現在は100名を超える職員の皆様と、2万人以上の支援者によって支えられています。その原点は”子どもの格差をなくしたい”という純粋な想いです。

「温かい居場所の提供を通じて、子どもたちの生きる力を育てたい」
「貧困や不登校など、困難を抱える子どもたちのためにアクションしたい」

こんな想いに共感される方は、ぜひカタリバのHPもご覧になってください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

貧困家庭の小学生に質の高い学習支援を提供(Learning for All)

Learning for All HP

両親の離婚やDV、育児放棄などで十分な養育を受けていない子どもたちが日本にいます。
普通であれば家庭で得ることのできる食事や生活習慣がなく、貧困によって勉強する機会を奪われている子どもたちが多く存在しました。

基本的な生活習慣を身につけることが難しい環境にいるみずきちゃんは、当初1週間同じ服を着て過ごしており、入浴習慣もありませんでした。
(中略)先生が迎えにいくと、いつもカーペットで寝ていて、顔も洗わず、寝ている服装で学校に登校してしまう状態が続いていました。

Learning for All HP

このような境遇の子どもたちへ生活習慣形成のサポートや食事提供・学習支援を行い、安心できる居場所を提供しているのがLearing for All です。

同団体の居場所支援の一つである「子どもの家」。
ここでは、家庭で学ぶことができなかった大切な生活習慣や社会性をスタッフとともに育んでいます。

活動内容 「学習支援拠点」と「居場所支援拠点」の運営
活動地域 東京都、埼玉県など
支援対象 小学生〜中学生(一部、高校生も)
寄付の使途 人件費、教材印刷費・交通費・備品・消耗品費など
運営団体 認定NPO法人Learning for All

新しい居場所を手に入れた子どもたちは「自分はいてもいいんだ」「自分もやればできるんだ」という気持ちで主体的に学び、成長し、将来に希望を見出していくそう。
他にも、東京都・埼玉県、茨城県の各拠点では学生運営スタッフ・ボランティア教師を派遣して寺子屋の運営も行っていました。

マンスリーサポーターでは、月1,000円から寄付を始めることが可能です。
サポーターになることで 支援現場を見学することもできるようですね。

毎月1回、寺子屋やボランティア教師の研修の見学会を実施しています。
2時間程度、学生教師が子どもたちに教える様子や、研修で学ぶ様子をご覧いただけます。(見学に来られる方の多くが涙を流されます)

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由
編集部オススメのポイント!
「地域協働型子ども包括支援」の実践によって、支援の必要な子どもを見のがさず、学習支援や食事支援、居場所支援など、ニーズに沿ったサポートを6〜18 歳まで切れ目なく行っています。
目の前の子どもにどこまでも寄り添いながら、問題の根本を解決するために、現場での支援活動や、 全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通して、課題の普及啓発・人材育成・政策提言に取り組んでいます。

「子どもたちのために何かをしたい」
「直接は支援できないけど、頑張っている人を応援したい」

そんな想いを持たれている方は、支援を検討してみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

ひきこもりや不登校などの定時制高校生が悩みを相談できる(DxP)

DxP HP

家庭の経済的な苦しさや、発達障害・学習障害などがある子どもたちがいます。
彼らの中には、過去の経験から人間不信になっている子もいました。
また、引きこもりや不登校となった高校生たちが抱える背景は、子どもたちそれぞれ違っています。

自分の“これから”に希望があると思えない。
定時制・通信制高校には、さまざまな事情を抱えた高校生がいます。
(中略)通信制高校の卒業生の約4割、定時制高校の卒業生の約3割が、進学も就職もしないまま卒業しています。(全日制高校は5%です)
人とのつながりがつくれず自分の未来に希望を持てないまま、社会に放り出されているのです。

DxP HP

そのような子どもたちへ悩みを相談できる居場所を提供し、自分の可能性にチャレンジできる場を作っているのがD×Pです。

居場所支援である「いごこちかふぇ」では、子どもたちとともに遊び、さまざまなイベントを開催しています。
大学生や社会人など色んなスタッフと話しながら、自分の将来について考える機会も多くあるようですね。

活動内容通信/定時制高校に特化した授業の実施、居場所提供、進路相談
活動地域大阪府・京都府など
支援対象不登校、いじめ、発達・学習障害や経済的困難を抱える高校生
寄付の使途生徒の授業・進路相談料・食費、人件費など
運営団体認定NPO法人D×P

月1,000円から始められるマンスリーサポーターになると、以下の活動の支援をすることが可能です。

  • 月1,000円:DxPの独自プログラム「クレッシェンド」に1回参加(生徒1人分)
  • 月2,500円:1人の高校生の進路相談を1回(30分間想定)実施
  • 月5,000円:約100名分の軽食を届けることが可能

「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」
その若者がどんな境遇にあったとしても、自分の未来に希望を持てるような社会の構造をつくる
こと。

D×Pのビジョンに共感される方は、寄付を検討されてみてください。

まとめ:「居場所支援に寄付をしたい」という方の参考に

以上、いじめや家庭内での問題から、安心して過ごすことのできる場所がないと感じている子どもたちを支援する団体を、3つご紹介しました。

団体名寄付ナビ編集部オススメのポイント
カタリバ① 10代を対象としたキャリア教育で、子どもの意欲と創造性を引き出し、育む
② 創業者とスタッフの皆様の情熱が共感を呼び、2万人以上の支援者が活動を支えている
Learning for All① 一人の子どもが自立するまで、地域ぐるみでサポート
② 子どもたちを取り巻く社会構造を変えるための活動
DxP① 不登校経験・経済的困窮・発達障害などの生きづらさを抱えた10代を支援
② 通信/定時制高校に特化した授業の実施、居場所提供、進路相談

「引きこもりや不登校となった子どもの居場所を支援したい」と考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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