紛争地に寄付を届けたい!過酷な環境に置かれた人々に寄り添う募金先NPO3選

(出典:テラ・ルネッサンスHP

紛争地帯では殺傷だけではなく様々な問題が起きます。
たとえば、食糧不足、難民の発生、病気や感染症、子どもたちへの教育の機会の喪失などが挙げられるでしょう。

「紛争で苦しんでいる人のために何かしたい!」
「紛争地に寄付を届けてくれる団体はどこ?」

そのような思いや疑問をお持ちの方に向けて、紛争に巻き込まれた方への支援を行う3つの団体をご紹介します。

今あなたにできることを考える材料にしてみてください。

子ども時代を戦場で過ごした”元子ども兵”を支援(テラ・ルネッサンス)

「兵士」と聞くと、たくましい大人の男性を想像される方が多いかと思いますが、実は世界には「子ども兵」と呼ばれる少年・少女の兵士が存在しています。

彼ら彼女らは誘拐などによって無理やり武器を持たされます。

そして軍の先頭を歩かされ、真っ先に地雷を踏む”地雷除去装置”として、また、敵軍の弾を受ける”人間の盾”として使われるのです。

映画の中の話のようですが、これは今世界で起きている残酷な紛争の現実です。

戦場で負傷したところを保護されたり、軍を命がけで脱走することで子ども兵は軍を離れることができますが、帰還後も数々の弊害を抱えます。

たとえば教育の面では、学校に通っていたはずの時期に兵士となってしまったため読み書きや計算など基礎的な学力に課題が。

さらに周囲の人々から見ると無理やり戦わされたとはいえ、元子ども兵は人を殺めた”加害者”。
生まれ故郷に戻ったとしても、村の人から後ろ指を差され、差別を受けることは珍しくありません。

結果的に孤立を深め、安定した職業に就けないなどの困難にぶつかります。

そんな元子ども兵たちが周囲とのつながりを再び築き、自立することを目指す団体が、テラ・ルネッサンスです。

テラ・ルネッサンスHP

心のケアをはじめ、基礎教育や職業訓練を受ける機会を提供し、元子ども兵たちの経済的自立や社会復帰を支えています。

活動地のひとつ、ウガンダではテラ・ルネッサンスの支援により、元子ども兵の平均収入が現地の公務員と同程度にまで改善

また、近隣住民からの差別や疎外感を感じずに生活できるようになったと答える元子ども兵の割合が増加するなどの結果も生まれているそうです。

支援対象 元子ども兵など
活動地域 カンボジア、ラオス、コンゴ、ブルンジ、ウガンダ、日本
事業内容 社会復帰支援、地雷撤去活動支援、平和教育や武器輸出に関わる政策提言など
寄付の使途 社会復帰施設での給食、洋裁店や木工店などの開業資金など
運営団体 認定NPO法人テラ・ルネッサンス

テラ・ルネッサンスが目指すのは、「元子ども兵の自尊心の回復をサポートし、手に職をつけ自らの力で収入を得られるようになる」こと。
(引用:テラ・ルネッサンスHP

こちらの記事には、この「自立のための支援」に共感し、マンスリーサポーターになった体験談を掲載しています。
あわせてご覧ください。

テラ・ルネッサンスの「ファンクラブ会員」になって、私が月1,000円の寄付を始めた3つの理由

「戦場で生きた元子ども兵たちにもう一度自分の人生を取り戻してほしい!」そう感じる方は毎月の定額寄付を検討してみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

シリア難民の支援など、紛争下の子どもの命と未来を守る(ユニセフ)

ユニセフは、紛争下で最も脆弱な存在になってしまう子どもたちの命と権利を守るために活動を続ける国連組織です。

例えばユニセフの活動地域の一つ、シリアでは2011年3月に勃発した内戦が現在も続き、多くの子どもたちが犠牲となっています。

ユニセフによると、2017年は1,118名、2018年は1,106名、2019年には897名の子どもが内戦により命を落としました。
(出典:ユニセフ HP)

さらに、戦闘や暴力による心的外傷や、争いに伴う国内外への避難、教育の機会の喪失、医療の崩壊なども相次いでいます。

シリアの子どもたちは、子ども時代に与えられるべき「安心して暮らせる環境」や「医療・福祉」「教育」をすべて奪われているといっても過言ではありません。

そんな生活が想像できるでしょうか?

ユニセフはシリアの子どもたちをはじめ、紛争下で怯えながら暮らす子どものために活動しています。

ユニセフ HP

ユニセフの主な取り組みは下記の4つ。

  • 教育
  • 子どもの保護・心理社会的ケア
  • 病気の予防・治療
  • 水と衛生

前述したシリアとシリアからの難民を受け入れている周辺国では、子どもへの心理的ケアや予防接種の実施、医薬品や栄養補助食品の提供、給水施設やトイレの設置など、子どもの健康を守る人道支援を展開しています。

また、戦闘により破壊された校舎の補修作業を行ったり、仮設学級の開設や教材の提供など子どもの未来を拓く教育活動にも精力的です。

活動内容 医療・保健・衛生・教育など多岐に渡る
活動地域 シリア、イエメン、南スーダンなど世界190ヵ国
支援対象 貧困・紛争・緊急支援が必要な国に住む子どもたち
寄付の使途 ワクチン・栄養治療食・給水施設・教材など
運営団体 公益財団法人日本ユニセフ協会(日本窓口)

ユニセフは国連組織ということもあり、その活動地域は約190カ国と広範囲です。

大きな団体のため、「寄付したお金は紛争下の子どもたちにちゃんと届けられるの?」とかえって心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

ユニセフ募金の使われ方が気になっていた私が、マンスリーサポートで寄付を始めた3つの理由

「紛争に苦しむ子どもたちを一人でも多く助けたい!」という方は継続的な支援を検討されてみてはいかがでしょうか。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

「独立・中立・公平」を掲げ、紛争地に医療と人道支援を届ける(国境なき医師団)

紛争地に生きる人々にとって、医療や保健・衛生の課題はもっとも身近で、そして深刻な課題です。

目の前で起こる爆撃や銃撃、空襲。衛生環境の悪い難民キャンプでの生活。食糧不足による栄養失調。

尽きることのないニーズにも関わらず、病院や医療施設は時に攻撃のターゲットにされてしまいます。医療が成り立たなくなることや、物資の不足により充分な医療行為が行えなくなることも紛争地では珍しくありません。

紛争が現在進行形で起こっている国々では「健康」の維持は困難を極めます。

国境なき医師団は、紛争が起きている現場に医療をはじめ、栄養補助食品や水・衛生設備、そして緊急物資を届ける国際団体です。

国境なき医師団HP

国境なき医師団は、たとえ危険な紛争地であっても駆けつけ、負傷者の治療を行います。
緊急性の高い怪我人が大勢いたとしても、そしてそれが医療設備の整っていない場所であっても迅速に治療を行わなければなりません。

国境なき医師団はそれができる専門知識と装備を持っているのです。

活動内容 紛争地域とその周辺国または自然災害の発生地での医療活動、緊急物資の配給、病院の再建
活動地域 アジア、中東、アフリカ、南米など世界70カ国
支援対象 紛争での負傷者、難民、被災者など
寄付の使途 負傷者への治療、基礎医療キット、ワクチン、栄養治療食等
運営団体 認定NPO法人国境なき医師団日本

国境なき医師団は、「独立・中立・公平」を理念に掲げています。

たとえば国境なき医師団の病院では、市民であっても兵士であっても、武器の持ち込みは厳しく禁じられます。

これは病院がすべての患者にとって安全であると保証するための規則。

すべての人に平等に治療を行うこと、そしてどの勢力にも加担しないことが結果的にスタッフの安全につながるのです。

リスクも高い紛争地での活動は並大抵の覚悟ではできません。

「自分は戦場には行けないけれど、現地の活動を応援したい」と思われた方は、定額の寄付のほか、日本でのボランティアに登録するのはいかがでしょうか。

タイミングによって、イベントスタッフや特別授業の運営サポートなどのポジションが用意されています。

興味を持たれた方はチェックしてみてくださいね。


本記事では紛争地で傷ついた人々に寄り添う支援団体3選をご紹介しました。

紛争を経験していない日本人にとって、紛争下での状況を想像することは難しく、また現地での直接的な支援活動も、誰にでもできるものではありません。

しかし、日本から今できる応援をすることも立派な支援方法のひとつ。

ぜひ、あなたにできる一歩を踏み出してみてください。

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