消毒液(サニタイザー)を寄付するには?コロナウイルス対策に届ける方法

新型コロナウイルスの感染拡大によって、需要が伸びている消毒液。
「どうすれば、本当に必要としている人たちに届けられる?」
そんな疑問をお持ちの方へ、消毒液を寄付する方法を2つご紹介します。

方法1:消毒液が必要な場所に直接贈る

お手元に消毒液が余ってしまった方のために、消毒液を寄贈する方法を解説します。

地域の病院などに、持ち込みする

まずはかかりつけの病院や、地域の総合病院で消毒液が不足していないか、電話で聞いてみましょう。

  • 消毒液を持ち込みしても構わないか?
  • 消毒液の状態は(新品・開封済み)?
  • 伺っても大丈夫な曜日や時間帯は?

といった点を、確認できるとよいでしょう。
病院側も患者さんの対応で、平常時より慌ただしくなっているはずです。
先方のご迷惑にならないよう、配慮のあるコミュニケーションを心がけましょう。

NPO・NGOに、郵送して寄付する

ビッグイシュー基金HP

貧困家庭やホームレスなど、社会的に弱い立場に置かれている人びとの支援団体では、現場に必要な消毒液が不足しています。

たとえばホームレスの自立を支援している認定NPO法人ビッグイシュー基金では、消毒液の物資支援を募っています。

マスク・消毒液などの衛生用品
4月14日時点で、市場価格が高騰しています。
お手持ちの余剰の分がある場合に、ご検討ください。

ビッグイシュー基金 HP

送料は自己負担、郵送する前にHPの問い合わせフォームからの連絡必須となっておりますので、ご注意ください。

Amazonのウィッシュリストで購入する

「どうせ寄付するなら、新品を購入して寄贈したい」
そんな方には、NPOのAmazonウィッシュリストから購入し、寄贈するのがおすすめです。

たとえば、国内外の児童養護施設や福祉施設に、必要な物資を寄贈する活動を行なっているNPO法人もったいないジャパン。
同団体のウィッシュリストには、 除菌用アルコールティッシュが掲載されています。

各被災地や児童養護施設、福祉団体全般での活動の際に活用いたします。
生活必需品なので、ご寄付いただけるととても助かります。

Amazonウィッシュリスト

購入する費用はかかってしまうものの、支援を必要としているところへ、確実に届けることができる方法です。

方法2:消毒液が必要な活動に募金する

直接に消毒液を寄贈する以外にも、募金で応援するのも効果的です。
新型コロナウイルス対策に尽力している支援団体を2つご紹介します。

フローレンス:障害児家庭に、エタノールなど医療物資を

フローレンスHP

認定NPO法人フローレンスは障害児を育てている家庭や、経済的に厳しいひとり親世帯などへ、保育の支援や必要な物資を届ける活動を行なっています。

フローレンスが事務局を運営する「全国医療的ケア児者支援協議会」で実施した全国緊急ニーズ調査アンケートによると、アルコール綿やマスク、エタノールといった医療的ケア児者の日常生活に必須となる医療物資が枯渇していることがわかりました。
(中略)しかし、まだ全国には医療物資を待っている親子がたくさんいます。

フローレンスHP

フローレンスに寄付をすることで、大変な境遇にある親子を応援することができます。
ご紹介したような活動へ寄付したい方には、月1,500円(1日50円)からの「マンスリーサポーター」がおすすめです。

フローレンスへの寄付で、赤ちゃんの虐待死をなくす支援を始めた3つの理由

またフローレンスは東京都の認可を受けた「認定NPO法人」ですので、寄付は税制優遇の対象です。

「今、必要な医療物資を届けたい」
「コロナで大変な親子を助けたい」
とお考えの方は、ぜひ寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。

2021年4月1日追記
フローレンスの「コロナ緊急支援プロジェクト」としての活動は2021年3月末で終了し、今後はフローレンスの通常支援の中で活動を継続していきます。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

Learning for All :低所得世帯へ、消毒液など必要な物資を

Learning for All HP

認定NPO法人Learning for All は、通常時から貧困家庭の子どもたちを支援している団体です。
2020年4月から、支援を受けている子どもや保護者を対象に、アンケートを実施。
現場のニーズに合わせた支援を行なっています。

アンケート結果
(中略)「その他家庭で困っていること」を聞いたところ、「マスク・消毒液がない」「仕事に影響が出ている」「食糧がない」「学習教材がない」の順で回答が多く、まだマスク・消毒液の需要が高い中、手に入りづらい状況に置かれていることがわかります。

Learning for All HP

生活物資を支給する緊急支援のほかにも、保護者の精神的なケア、オンラインを通じた学習支援など、今できることに注力しているようです。
Learning for All の「マンスリーサポーター」は、月1,000円から寄付が可能です。

Learning for All への寄付で「子どもの貧困」をなくす支援を始めた3つの理由

「子どもの貧困の本質的な解決のために何かしたい」
「勉強したくてもできない子どもに、寄付を届けたい」
こんな風に感じた方は、ぜひ支援をご検討ください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です


ここまで、「消毒液を寄贈する方法」と「消毒液が必要な活動に、募金する方法」の2つをご紹介させていただきました。
あなたに合った方法で、あなたにできることから、始めてみてください。

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