(出典:テラ・ルネッサンスHP)
ご存じでしょうか、子ども兵は世界中で少なくとも25万人以上いると言われています。
子どもたちは従順で洗脳しやすい上に、すぐに補充ができるため、戦場で消耗品として扱われます。
人を殺める、四肢の切断を強要される、レイプされるなどの経験をした元子ども兵たちの身体的及び精神的な傷は深刻です。
たとえ軍隊から解放されたとしても、村に戻った後は「人殺し」と差別を受け、社会復帰は困難を極めます。
日本発祥の認定NPO法人であるテラ・ルネッサンスは、ウガンダの元子ども兵たちを対象に、
- 職業訓練:洋裁や手工芸、木工大工など、収入を向上する支援
- 基礎教育:識字や算数、英語など、日常生活に必要な授業の実施
- 心のケア:音楽やダンスなどを通じ、精神的な安定を図る
などの支援を通じて、その自立をサポートしています。
あなたも、テラ・ルネッサンスへの寄付を通じて、元子ども兵たちが未来をつくる力になって頂けませんか?
目次
紛争の被害を受けた子ども兵が抱える困難とは?
テラ・ルネッサンスが活動するウガンダは、長きに渡る内戦状態を経験しました。
1980年代後半から内戦が始まり、内戦中は3万人以上もの子どもたちが誘拐され、男の子であれば戦闘の最前線に駆り出されたり、また女の子であれば兵士と強制結婚をさせられたりなど、その多くが壮絶な体験をしています。
ある15歳の男の子の声をお読みください。
“ときどきジャングルで、反乱軍は僕たちをひどく殴るんだ。
引用:テラ・ルネッサンスHP
間違いをしてもしなくても関係ない。
重い荷物を頭の上に乗せて長い距離を運ばされることもある。
ほぼ毎日5時には寒い中集まらなきゃならないんだ。”
中には、平均年齢が13歳の子ども兵だけの軍隊も作られていたそうです。
そのような境遇を経ている彼らが、肉体的・精神的にトラウマを抱えているのは想像に難くありません。
戦うことしか教えられてこなかった元子ども兵たちは、幼い頃に誘拐されたために基本的な教育も欠如しており、職業技術も無いため、仕事に就くこともできず、経済的な困難を抱えています。
私がテラ・ルネッサンスへの支援を続ける3つの理由
2001年に団体が設立され、現在はウガンダ以外にも、カンボジア・ラオス・コンゴ(民)・ブルンジ・日本など、世界各地に活動が広がっています。
私はテラ・ルネッサンスへ月1,000円を継続的に寄付しているのですが、特に以下3つのポイントに共感しています。
①元子ども兵の社会復帰が極めて困難だから
地元の村での襲撃に加担させられることもある元子ども兵は、命からがら帰還できたとしても、地域住民から加害者とみなされ憎しみの対象になることもあります。
想像してください。
もしあなたが子ども時代に軍隊に誘拐され、戦闘に参加させられたという理由で、誰からも受け入れられずに社会から孤立したとしたら・・
元子ども兵が描いた絵
帰還後の生活に耐え切れず、自ら再び軍隊に志願する子どももいます。
路上生活をすることになったり、お酒に溺れてしまったり、という場合もあるそうです。
「被害者であり、そして加害者でもある」という言葉に、元子ども兵が社会復帰することの難しさが詰まっています。
②元子ども兵の平均月収が50倍以上に!効果的な支援
元子ども兵たちが日常を取り戻すためには、いずれはテラ・ルネッサンスの支援を卒業して、手に職を付け自らの力で収入を得られるようになる必要があります。
テラ・ルネッサンスは「元子ども兵たちが3年間で必要な能力を身につけて経済的に自立する」という目標を掲げて支援しています。
テラ・ルネッサンスの支援を受けた元子ども兵のクリスティーンさん(仮名)は、次のようにおっしゃっています。
私は、日本の皆さんからのご支援によって、テラ・ルネッサンスの自立支援を受けることができ、洋裁の技術を身につけることができました。
引用:同上
仕事をつうじて、収入を得られるようになり、誰かに必要とされている喜びを取り戻すことができたのです。
ご支援をいただいた日本の人たちのことは一生忘れません。
私の人生を支えてくれて、ありがとうございます。
テラ・ルネッサンスの支援によって、元子ども兵の平均月収は支援前には128円だったのが、支援後は7,008円(現地の公務員とほぼ同等の水準)と、50倍以上に改善されたそうです。
③「微力でも無力ではない」創設者・鬼丸さんの想いに共感
活動説明会「テラ・スタイル東京」に参加させていただき、テラ・ルネッサンスの創設者・鬼丸昌也さんの想いに触れたことが、寄付を始める最後の決め手になりました。
創設者の鬼丸昌也さん
説明会の中で、特に私の心に残った話を以下に紹介させてください。
講演に来て頂いた方には、是非感じてほしいことがあるんです。
子ども兵のこと、地雷のこと。
現状の深刻さや、こんな世界があるんだ、ということを是非深く理解していただきたいなと思っています。ただ、それだけではないんです。
そんな現状に対しても、自分に変える力がある、自分にもこの世界のために何かできる。一人の力は微力ですが、決して無力ではありません。
そんな希望を、可能性を、この講演で感じてほしいと思っています。
「微力でも無力ではない」
寄付を迷っていた私の背中を押してくれた言葉で、今は私のモチベーションを引き出す言葉です。
どうか、元子ども兵を誰ひとり取り残さない世界をつくる仲間になってください。
活動を応援する方法は?毎月の寄付「ファンクラブ会員」
テラ・ルネッサンスの活動にかかる費用は、支援者からの寄付によって賄われています。
その中でも、私が参加しているのが、毎月の寄付で支援するファンクラブ会員です。
あなたもその一人として、寄付を始めていただけたなら、例えば以下のような支援を実現することができます。
- 月1,000円:職業訓練1ヶ月分 / 1名当り
- 月3,000円:訓練に必要な給食360食分
- 月5,000円:ミシン等の道具一式4名分
また、ファンクラブ会員として支援を始めると、
- 2週間に1回:最新の活動が分かる「メールマガジン」の配信
- 3ヶ月に1回:特集を組んだニュースレター「結晶母(けっしょうも)」の郵送
- 1年に1回:詳細な会計報告が記載された「年次報告書」の郵送
などの特典があり、定期的に活動報告を受け取ることができます。
こちらの写真は、実際に頂いたニュースレター「結晶母」です。
「洋裁の先生になりたい」という夢を叶えた元子ども兵のジョセフさんが表紙でした。
毎月の寄付と聞くと、ハードルを感じる方も多いことと思います。
しかし、元子ども兵たちの自立を支える活動を安定的に実施するためには、息の長い、継続的な支援が欠かせません。
ファンクラブ会員は、月々1,000円(1日あたり約33円)から、ご参加いただけます。
テラ・ルネッサンスへの寄付は、寄付金控除の対象です。
毎年1〜2月頃に、1年分の寄付金受領証明書(寄付の領収書)が郵送で届きますので、確定申告して頂くことで税金が一部還付されます。
私にできること、私が世界のために何ができるかに気付いて、実際にファンクラブ会員を始めた方が2,000人以上います。
ぜひあなたにも、私にできること、その一歩を踏み出して頂けたら幸いです。
あなたの寄付が、元子ども兵たちの未来をつくります。
ファンクラブ会員の申し込みを検討される方は、ぜひテラ・ルネッサンスのWEBサイトもご覧になってみてください。
追記:ファンクラブ会員の感謝状が届きました
テラ・ルネッサンスに寄付を始めてから、約1年。
ファンクラブ会員を継続したことの感謝状を頂きました。
実は個人的に3ヶ月ほど入院生活を送っていたのですが、病室の一番目立つところに、この感謝状を飾っていました。
コロナ禍の入院で誰とも面会できずに心細い思いをしていた私を、写真に映る彼らの笑顔が、どれほど勇気付けてくれたでしょうか。
私が彼らを支援していたつもりが、本当に支えられていたのは、私だったのです。