「本当にこの寄付は必要な先に届いているの?」
「見返りもないのに、なぜ寄付をするの?」
こんな風に感じていらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、寄付に至る理由や動機を8つご紹介します。
目次
理由1:大変な状況にある人を知ったため
厳しい境遇にいる人のことを想い、居ても立ってもいられなくなって寄付をする、というケースです。
日本人にとって最も身近な寄付のタイミングは天災が起こった時ではないでしょうか?
今出来る事…
— 奈良の古本屋 エイワ書店 (@eiwasixyoten) 2018年9月6日
寄付しました(^^
平成30年9月北海道地震緊急災害支援募金(Yahoo!基金) – Yahoo!ネット募金 https://t.co/xDf4IcKeun
他にも、貧困にあえぐ子どもの写真や動画をたまたまネットで見かけて寄付した、という方もいます。
理由2:社会に貢献している、という名誉のため
これは、実業家や資産家に多いイメージではないでしょうか。
例えば企業がCSRの一環として、非営利団体に事業支援や資金支援を行うのも、これに当てはまります。
【100億円以上も】「全部使ってあの世に」日本電産会長が億単位の寄付https://t.co/Mvf4LhX0iT
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年4月20日
資金難にあえぐ大学に、数十億円単位で次々と寄付している。同氏は「大学を作るのが夢だった。金も口も出す」と話した。 pic.twitter.com/IwJMx4RcKG
お金を稼ぎながらも、得たものを社会に還元するためにお金を回しています、という名誉のために寄付をする方もいらっしゃいます。
理由3:節税するため
事業などを通じて利益が出た時に、どうせ税金として納めるのであれば、より使い道の分かりやすい寄付に充てたいという方は少なくありません。
私もわずか1000円や2000円でも、確定申告すれば節税対策になるのだろうか?と考えました。
寄付の確定申告について調べている方
(中略)それ目的ではないにしても、寄付して確定申告することによって、いろんな影響があるなら確定申告したいのですが、、
仮にそれが個人の方であっても、寄附金控除を活用することで、寄付金の半分くらいが戻ってくることも。
節税目的とはいえ、寄付をしない方がもちろん支出は少なく済みます。
しかし、その人にとって価値のあるお金の使い方で、且つ税金面が有利になるのであれば強いインセンティブとなり得ます。
理由4:毎年のことだから
例えば日本赤十字社が毎年募集している「歳末たすけあい」。
特筆するような理由はないけれど、毎年やっているから今年もやる、という方は多いのではないでしょうか。
群馬県安中市社協 歳末たすけあい運動スタート 89歳男性が今年も募金一番乗りで10万円を寄付 毎年欠かさず39回目 https://t.co/UwpzTv7Wbl
— 社協探検隊が行く (@shakyotankentai) 2017年12月3日
毎年恒例となりうるような寄付は他にも、「誕生日寄付」「記念日寄付」「クリスマス寄付」なども当てはまります。
理由5:過去の自分を救うため
自分がその社会課題において、かつては支援を受ける側だった場合、寄付をすることで過去の自分を支援しているとも言えます。
台湾南部の地震での募金・寄付金はどこが最適ですか?
過去の件のお礼なども含めて、今回はしっかりと寄付をしたいと思います。
(中略)初めてなのでわからないことばかりですが、小さい額でもお礼を兼ねてしっかりと寄付したいです。
台湾地震への寄付を検討している方
「過去の自分と同じ境遇にある人を助けたい」「同じような辛い想いを次の世代にさせたくない」そんな気持ちが寄付を後押しします。
このケースはその人なりの深いアイデンティティと結び付くこととなります。
理由6:欲しい未来をつくるため
寄付をするということは、こうなってほしいと願う社会に対してお金を投じることでもあります。
例えば医療系のNPOであれば世界中に医療インフラが届く未来、教育系のNPOであれば子どもたちの学びの機会が平等に提供される未来、それらが実現されることが寄付のリターンになります。
このアカウントのトップからホームページにリンクが貼られています。
— 香桑 (@AilesLibres) 2019年6月26日
サイトからカードでの寄付が可能です。
互助として、節税として、よりよい未来への投資として、私も些少ですが寄付します。
スタッフが安心して、子どもと親御さんの安心を支えてあげられますように…。 https://t.co/g85xCVaIP1
自分なりの想いを持って寄付をすることで、社会に対する意思表示にもなります。
理由7:自分にできないことをやってくれているから
例えば紛争地帯に医療支援を届けている現地のスタッフは、自らの命を省みず、身を挺して傷付いた人々を助けています。
私たち日本人が、その場所に行くためには相当な覚悟がいるでしょうし、決して誰にでもできる仕事ではありません。
そうだったんですね。現場の方々には本当に頭が下がりますね。自分の時間、体力、気力を活動に回すって簡単に出来ることじゃないから…寄付、少額でも続けてみようかなと思いました。
— laaa_liii (@laaa_liii) 2019年6月19日
せめて自分はお金という形でも支援を届けたいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
理由8:寄付者が幸せになるため
自分の現状、今あるものに満足し、足るを知ることで人は充足を得ることができます。
寄付とは贈与
— いしいたけし??フィリピンの田舎で独立 (@kuya_takeshi) 2019年6月23日
贈与とは例えば誕生日プレゼントをあげるとかで
なぜ人がプレゼントをするかというと喜んでもらいたいから
そして喜んでもらえたら幸せ
寄付はそういうものという@dkatsura_bot さんの話にとても共感した。
寄付ってそんな崇高なものじゃないよなと思う。#NPO未来ラボ #アーカイブ
習慣的に寄付を行っている人の幸福度が高いことは、数多くの心理実験によって、既に証明されています。
与えられる人が与える人になるだけで、社会的なインパクトは大きいかもしれません。
少額でも、寄付を始めてみよう
私も日常的に寄付を行う者として、オススメの寄付方法は「少額から寄付会員になって毎月継続的に」寄付することです。
口座引き落としで無理なく続けられるので、1年、2年と続けていくうちに、自己肯定感の向上にも寄与していると感じます。
もし寄付先に迷ったら、以下も参考にしてください。