【2022年10月最新版】フローレンスから年次報告書が届きました|寄付ナビNEWS

こんにちは、寄付ナビの鈴木大悟と申します。
現在、私は「寄付してよかった」と感じられる20団体以上に毎月の寄付をしています。

この記事では、私が毎月寄付している団体で、

  • メールマガジンや団体公式SNSで発信されている情報
  • 寄付者限定のニュースレターや年次報告書
  • 実際に参加したイベントから得られた情報

などから、最新の情報をお届けします。

この記事を書いた人

鈴木大悟

収入の10%を寄付することを5年以上継続中。「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。

新聞やテレビなどで「コロナ禍によって経済的な困難を抱えるご家庭」についてのニュースを、よく目にするようになりました。

今回ご紹介するのは、“子育て”や“親子”に関する社会課題に取り組む、認定NPO法人フローレンスです。

最新の2021年度年次報告書に記載されている情報を元に、活動の成果をお伝えします。

日本国内で「親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決する」

フローレンスは「みんなで子どもを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指して活動しています。

会長の駒崎弘樹さん

2021年度は、コロナ禍で苦しむ親子を助けながら、事業と政策提言の両輪で成果を出しました。
特に、医療的ケア児支援法の成立と、男性産休創設・男性育休義務化の実現は、大きく社会を変えるものでした。
しかし、まだまだ日本の親子をめぐる課題は解消されていません。

(中略)みなさんと共に、次のステージへの変革期を駆け抜けていきたい。
心からそう思っています。
引き続きお力を、お貸しください。

2021年度年次報告書 P.2

2021年度年次報告書から、最新の活動実績をチェック

現在は東京都をはじめ、全国各地で活動しているフローレンス。

2021年度年次報告書の中で、最新の実績が掲載されていました。
その中から、寄付を原資に展開している事業を3つ、ご紹介します。

①病児保育をひとり親家庭のお子さん1,451名に提供

ひとり親家庭は仕事や家事・子育てをひとりで行う必要があり、相対的に収入が不安定で、経済的に厳しい状況に置かれやすいです。

特に大変なのは、子どもの急病時です。
子どもが病気の時に、安心して預けられる場所は多くありません。

フローレンスHP

フローレンスは2005年に日本初の訪問型・共済型病児保育事業をスタートしました。
2022年5月時点で、訪問型病児保育事業の保育実績は、累計で業界最多の10万件を突破しています。

ひとり親家庭には、寄付を原資に病児保育を低価格で提供しています。
2021年度までに、1,451名のひとり親家庭のお子さんをお預かりしたそうです。

ひとり親支援プランを利用する親御さんの声をお読みください。

正社員ですが、欠勤すると給料も減るため子どもの発熱が長引くととても困っていましたが、病児保育のベビーシッターは値段が高く、申し込めずにいました。

フローレンスの「ひとり親支援プラン」があることを知り感動しました。
この値段なら無理なく仕事と子育てを両立していけるためとても有難いです。

支援者の皆さまありがとうございます。

2021年度年次報告書 P.4

フローレンスが万全な体勢で子どもを預かってくれるので、ひとり親は安心して仕事を続けることができます。
ひとり親家庭支援について詳しく知りたい方は、こちらから、ご覧になってみてください。

②障害児・医療的ケア児のべ287名に保育を提供

医療的ケア児とは、経管栄養や気管切開などの医療的なケアを日常的に必要とする子どものことを指します。医療的ケア児をお預かりできる保育園は圧倒的に不足しています。

フローレンスHP

フローレンスは2014年に医療的ケアを必要とする障害児を専門的に長時間預かる日本初の保育園「障害児保育園ヘレン」を開園しました。

その後、保育スタッフがご家庭に訪問してお子さんを預かる障害児訪問保育アニー、障害児家庭を看護師が訪問してサポートする医療的ケアシッター ナンシーなど、様々な事業を通じて障害児・医療的ケア児をお預かりしています。
2021年度までに、のべ287名の障害児・医療的ケア児をお預かりしたそうです。

2021年6月、ヘレン開園から6年にわたる政策提言が実り「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が可決され、9月に施行されました。
これにより、医療的ケア児とその家族への支援拡充が後押しされています。

まさに事業と政策提言の両輪で成果を出した事例だと思います。
障害児保育について詳しく知りたい方は、こちらから、ご覧になってみてください。

③予期せぬ妊娠に悩む女性の相談対応件数が3,482件に

予期せぬ妊娠をした女性が、若年や貧困、DVや性被害などのさまざまな事情で孤立し、誰にも相談できず、生まれたばかりの赤ちゃんを遺棄してしまう、そんな悲しいニュースが後を絶ちません。

フローレンスHP

フローレンスは赤ちゃんの虐待死ゼロを目指し「にんしん相談」「特別養子縁組」に取り組んでいます。

  • 「にんしん相談」:DVや性犯罪被害などによる「予期せぬ妊娠」に悩む方からの相談対応。必要な場合には妊婦健診の付き添いや、養育などのサポートを行い、産みの親と赤ちゃんにとって一番良い方法をともに考えます。

    近年、LINEなどデジタルの技術も導入し、全国からいつでも「にんしん相談」を受け付けられるよう体制や仕組みを強化しています。
    こうした相談はもちろん利用無料で、妊婦さんへの直接のサポートも寄付で賄われています。

  • 「特別養子縁組」:生みの親がどうしても育てられないと判断した場合に「特別養子縁組」で赤ちゃんを希望する育ての親へと託しています。

2021年度までに「にんしん相談」の対応件数は3,482件新しく生まれた家族は27組に上るそうです。

フローレンスの「にんしん相談」と「特別養子縁組」について詳しく知りたい方は、こちらから、ご覧になってみてください。

活動を応援する方法は?定額を寄付するマンスリーサポーター

今回ご紹介したフローレンスの活動は、支援者からの寄付によって賄われています。
活動を継続するために、特に募集しているのが毎月定額を寄付するマンスリーサポーターです。

マンスリーサポーターとして支援を始めると、

  • お申し込み時:フローレンスの活動をお伝えする「入会キット」の郵送
  • 1ヶ月に1回:最新の活動を報告する「寄付者限定メールニュース」の配信
  • 1年に1回:詳細な会計報告や活動の成果が記載された「年次報告書」の郵送
  • 1年に1回:イベントや講演会のお知らせ、「事業報告会」への招待

などの特典があり、定期的に活動報告を受け取ることができます。

実際の年次報告書

マンスリーサポーターは、月々1,500円(1日あたり約50円)からの任意の金額で、あなたが続けやすい金額で、ご参加いただけます。

フローレンスへの寄付は、寄付金控除の対象です。
毎年1〜2月頃に、1年分の寄付金受領証明書(寄付の領収書)が郵送で届きますので、確定申告して頂くことで税金が一部還付されます。

あなたのご寄付が、いろんな家族の笑顔をつくります。
マンスリーサポーターの申し込みを検討される方は、ぜひフローレンスのWEBサイトもご覧になってみてください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

これまで、20,000人以上からご支援が集まる

2021年度年次報告書の中に、ご自身もフローレンスの病児保育を利用したのち恩返しの気持ちも込めて、困難な状況にある子どもたちへの支援をスタートされた寄付者の方の声が掲載されていました。

明日のごはんが食べられないかもしれない不安を抱えているといった、自分の子どもたちが経験したことのない困難な状況に置かれている子どもが現実に多くいることをテレビやネットで知っているけど、自分には解決するスキルも能力もないし…と行動を起こす前に諦めていたとき、フローレンスさんの活動を知りました。

頑張っているスタッフの方々を少しでもバックアップできたら、という想いで、我が家の末っ子が「フローレンスの病児保育」から卒業したタイミングで、恩返しの気持ちで寄付を始めました。

スタッフの皆さん、毎日、想像を超えるようなご負担があるかと思います。
微力ですが、末永くサポートさせてください。

フローレンスの活動は、のべ20,000人を超える寄付者によって支えられています。

あなたも仲間になって、子育てに悩む家庭を一緒に支援しませんか?

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

編集後記:困難な状況にあるご家庭にもハロウィンのプレゼントを

今月も最新の年次報告書を切り口に、フローレンスの活動を紹介させていただきました。

ちなみに今月10月31日はハロウィンですね。
困難な状況にあるご家庭にあたたかいサポートを贈っていただけませんか?

フローレンスへのご寄付で、例えば以下のような支援を実現することができます。

  • 月3,000円:予期せぬ妊娠で困った女性1人の相談対応を行うことができます。
  • 月5,000円:日々行う訪問看護の衛生環境を保つマスクを500枚購入できます。
  • 月15,000円:医療的ケアが必要なお子さんを支援する専門的な研修を1日実施できます。

困難な状況にあるご家庭への愛の贈り物として、ご支援いただけないでしょうか。

以下のページに紹介させていただきますので、是非お読みいただけますと幸いです。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

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