(出典:もやいHP)
貧困で苦しむ人たち、そしてその状況を生み出す社会を変えていくために活動を続けている「もやい」。
「もやいはどんな団体なのか?」
「寄付をするとどのような活動に使われるのか?」
そんな疑問をもつ方に向け、この記事ではもやいの口コミや評判、寄付の前に確認したい3つのチェックポイントを紹介していきます。
目次
ブログやSNSで見つかった「もやい」の評判・口コミ
まずは、もやいの口コミについて、SNS等で調べてみました。
ポジティブな評判・口コミや、支援者からの応援メッセージ
実際に寄付をした方、SNSで活動を広めるためにシェアをされている方など、ポジティブな口コミをご紹介します。
ここに寄付支援することにしました。たまたま研究関連で日本の貧困の現状について知って、こんな日本社会は変えたいと痛感。もやいは、困ってる人のイマココを変えることも、貧困から抜け出す長期的な取り組みもしてることがすごいと思ってます。応援してます。 https://t.co/CnGedE3IdQ
— Sachiko Ishihara (@sachbon) May 23, 2020
(出典:もやいの活動を応援されている方−Twitter)
もはや先進国とか豊かな国とは言えない状況。
— Shunichi Shimoyama (@shimo1974) December 24, 2020
気持ちばかりのお金しか出せないのが歯がゆいですが、もやいのクラウドファンディング、今年2度目の応援しました。https://t.co/2ramFMOxUY #
(出典:実際にもやいの活動に寄付をされた方−Twitter)
2020年12月には新型コロナウイルスの影響で住まいや収入を失った人々を支えるためのクラウドファンディングを実施。
約1ヶ月半で965人から916万円が集まったという実績もあり、多くの応援コメントが寄せられていました。
地道な活動に敬意を表します。寒い冬、一人でも多くの人が安定した暮らしにつながりますように。
【新型コロナ】住まいや収入を失った人を支えたい!年末年始の緊急支援プロジェクト
ネガティブな評判・口コミや、活動への批判・疑問
一方、SNSやブログなどで、活動への批判的な意見やネガティブな口コミを探してみましたが、見当たりませんでした。
代表を務める大西連さんは問題解決に向け社会の仕組みから変えていくために、現場での活動と合わせ、行政への働きかけも積極的に行われています。
社会の現状や、もやいによる政府に向けた取り組み等を取り扱ったニュース、記事も多く書かれている印象でした。
新型コロナ危機はリーマンショックとどう違うのか。もやい・大西連さんインタビュー望月優大さんnote
支援先として「もやい」は信頼できる?3つのチェックポイント
ポジティブな口コミの多いもやいですが、その具体的な活動内容や団体の信頼性について、詳しく知りたいという方も多いのではないかと思います。
そんな方に向けて、団体の信頼性・寄付の使途・活動状況の3点についてまとめてみました。
ぜひもやいに寄付を検討する際の参考にしていただけると幸いです。
ポイント1:団体として信頼できるか?
もやいは2001年に設立され、「日本の貧困問題を社会的に解決する」というミッションのもと、活動を継続しています。
若者から高齢者まで様々な理由で貧困に苦しむ人々に対し、「経済的な貧困」と「つながり(人間関係)の貧困」の2つの視点から、その状況と本人の希望に応じて支援を提供しています。
特徴的なのは、現場の支援だけではなく社会の仕組みを変えていくために、国や地方自治体などへの働きかけを積極的に行っていること。
一方で、目の前にいる人を支援するということ(それはとても重要ですが)、それだけでは貧困問題を解決することはできません。
もやいHP
貧困が生み出されてしまう「社会構造」を変えることができなければ、根本的な解決には結びつきません。
2021年の1月には、参議院の予算委員会に代表の大西連さんが参考人として招致され、コロナ禍での生活困窮者支援の状況を共有、支援策を提言するなどの実績も見られました。
また、もやいは2014年に東京都から認定NPO法人格を取得しています。
もやいに寄付をすると、税額控除等、税制上の優遇措置の対象にもなります。
ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
ホームページに決算書が掲載されており、2003年度以降の収支報告を確認することができました。
2019年度活動計算書によると、2019年度の収入は約3,610万円。
そのうちの約83%である約3,000万円を寄付が占めています。
また、2019年度の経常費用約4,390万円のうち、約93%が事業費に、約7%が管理費として使われていました。
また、もやいでは月々1,000円からの継続寄付、金額を自由に選んでの単発寄付、古本を通じての寄付など、ざまざまな寄付の方法が用意されています。
寄付の使い道としては以下のような記載がありましたが、具体的にいくらで何ができる、というような表記は見つかりませんでした。
・シェルター事業の拡充
もやいHP
・住まいのない方の宿泊費/緊急宿泊場所確保のための費用
・生活が苦しい方への生活支援費
・支援物資(食料品や生活用品等)購入費
・感染症対策に必要な備品等購入費
・人員体制の整備に必要な諸経費
ポイント3:きちんと活動しているか?
もやいの活動については、ホームページとSNSで情報が掲載されています。
日々の活動の様子やメディア掲載情報などを伝えるブログも、頻繁に更新されています。
また、代表の大西連さんも個人でSNSを頻繁に更新しており、リアルタイムに活動の様子を理解することができます。
以上、もやいの評判や口コミ、その他寄付先として信頼できるかをチェックした内容についてご紹介しました。
少しでも、みなさまがもやいに興味を持っていただくきっかけになると嬉しいです。
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