プラン・インターナショナルを通じてプレゼントを発展途上国のチャイルドに送る方法

(出典:手紙が届くまで-プランHP

プラン・インターナショナルのプラン・スポンサーシップでは、寄付によって子どもたちを継続的に支援しながら、子どもたちと手紙のやり取りをすることができます。
そして、ここでは手紙に同封できるプレゼントについて説明します。

「送ってダメなものはあるの?」
「他の人はどんなものを送っているの?」

このような疑問を持たれている方や、支援を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

プラン・インターナショナルが定めた、ルールをチェック

プレゼントを送れるとなると、「何を送ってあげようかな」とワクワクして、いろいろと考えが膨らみますよね。
しかし、何でも送ってOKというわけではないようです。

まずは公式サイトに明記されている、プレゼントを送る際のルールを確認してみましょう。

重量は50g以内、価格としては500円程度までのものをお手紙と一緒にお送りいただくことが可能です。
宛名ラベルを貼り、透明の袋に入れて、必ず手紙と共にお送りください。
(中略)ギフトは手紙に添える「気持ち」だとお考えください。

プランHP

上記の記載の通り、あくまでメインは手紙であり、プレゼントは手紙に添えるものという位置付けのようです。

手紙の送り方やプレゼントの同封方法については、こちらで解説していますので気になる方はチェックしてみてください。

プラン・インターナショナルを通じて手紙を送るには?翻訳など、よくある質問

送ってOKなプレゼント

手紙と一緒にお送りいただけるもの-プランHP

・写真
・各種カード:絵葉書、誕生日、クリスマス(イスラム教徒のチャイルドを除く)など
・小さなギフト:重量50g以内/価格 500円以内/平らなもの(例)しおり、シール、リボンなど

プランHP

メインは手紙なので、プレゼントに関しては小さなものや平らなものがいいようですね。
重量50g以内、価格500円以内という制限に注意してプレゼントを選んでみてください。

送るのがNGなプレゼント

×現金、または換金できるもの:未使用切手や記念硬貨を含む
×針のついたもの:缶バッヂ、ブローチ、縫い針など
×鋭利なもの:はさみ、カッターなど
×肌に直接つけたり口に入れるもの:化粧品、石鹸、食品、歯磨きセットなど
×液体状のもの:シャボン玉、絵の具など
×輸送時に破損の可能性があるもの:鏡、ガラス製品など
×輸送時に音のなるもの:鈴など
×植物:種子、ポプリ、押し花など

プランHP
注意事項
●個人情報(住所、電話番号、メールアドレス、SNSのIDなど)の記載はしない

●チャイルドが信仰する宗教に反する内容、特定の政治的内容を含む手紙/写真・カード/ギフトは送らない

●イスラム教徒のチャイルドには、宗教上の理由から以下のお手紙やギフトをお送りできない場合があります。
 ×クリスマスカードやクリスマス関連のメッセージ、ギフト
 ×肌の露出が多い写真(ギフトカードのイラストを含む)
 ×不浄とされる犬や豚の写真/それらがモチーフのイラスト・ギフト

現金や換金できるもの、危ないもの、音の鳴るもの等は送ってはいけないことになっています。
現地の子どもたちと交流できる貴重な機会ですので、気持ちよく交流するために、これらのルールにはお気をつけください。

また、チャイルドが信仰する宗教に関わるものも注意が必要です。
「これは送ってもいいのかな?」と不安に感じた場合は、プラン・インターナショナルに事前に相談するのが良いかもしれませんね。

どんなプレゼントを送れば喜ばれる?口コミを調べました

実例を3つほど紹介します。
「他のみんなはどんなものを送っているんだろう?」と気になる人はぜひ参考にしてみてください。

実例1:キャラクター鉛筆やポストカード

(出典:文房具をプレゼントした方 – Instagram)

この方は、アニメのキャラクターがデザインされた鉛筆や消しゴムを送っていますね。
日本のアニメは海外でも人気が高いので、海外の子どもたちも喜んでくれるのではないでしょうか。

また、スカイツリーのポストカードを送り、手紙にもスカイツリーのことを書かれているようです。
このようにすると、話題も広がって面白いかもしれませんね。

実例2:ポーチやハンカチ

(出典:ポーチをプレゼントした方 – Instagram)

次にご紹介するのはポーチやハンカチを送っている例です。
平たい物であれば、プレゼントの大きさ制限にもひっかからず、送りやすそうですね。
また、キャラクターや動物が多いという点は1つ目の例と共通していますね。

実例3:手紙の装飾を工夫する

(出典:折り紙で飾り付ける方 – Instagram)

プレゼントとは少し意味合いが異なるかもしれませんが、この方は手紙の装飾にすごくこだわられているようです。
この方法なら気軽に始められそうですね。

皆さんも、写真や折り紙などを自分で工夫して、自分オリジナルの手紙を作ってみてはいかがでしょうか?
特別なものを送らなくとも、皆さんの思いはきっと子どもたちに届くことでしょう。

また、ここに挙げた例以外にも、各種SNSに投稿されている方がたくさんいるので、気になる方は検索してみてください。

プラン・スポンサーシップなら気になる、3つの疑問

皆さんが条件の中で、さまざまな工夫をしながら、子どもたちへのプレゼント選びを楽しまれていることが分かりましたね。
最後に、プレゼントを送るときに気になる疑問を3つピックアップしてご紹介します。

疑問1:チャイルドにプレゼントが届くまでの流れは?

車やバイク・徒歩などで手紙をチャイルドに配達-プランHP

遠く離れた国まで、プレゼントはどのようにして送られるのでしょうか?
公式サイトによると下記のような手順で送られるようです。

  1. 手紙とプレゼントを事務局に郵送する。
  2. 日本の事務局で登録・翻訳を経て、定期的に現地へ発送される。
  3. 現地事務所で手紙を現地語へ翻訳する。
  4. ボランティアの方が手紙とプレゼントを子どもたちの元へ配達する。

手紙やプレゼントは、現地スタッフやボランティアの協力を経て、子どもたちの元へ安全に届けられます。
お届けするには2〜4ヶ月かかるとのことですが、現地の子どもたちへ届く過程を想像しながらドキドキするのも楽しいかもしれませんね。

疑問2:周りの子供から、いじめられない?妬まれない?

制限を設けている理由は、コミュニティの子どもたちの間でギフトをめぐる不公平感が生じないようにするためです。
ギフトは手紙に添える「気持ち」だとお考えください。

プランHP

プレゼントになぜ制限があるのか、疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、公式サイトによると、子どもたちの間で不公平感が生じないようにするための配慮みたいですね。

もちろん、いじめや妬みが100%発生しないとは言い切れませんが、できる限り未然に防ぐため、手紙のやり取りをしている子どものことだけでなく、周りの他の子どもたちのことも考えて、「プレゼントを送る場合はささやかなものにする」という点に注意してください

疑問3:私が支援しているチャイルドは何を欲しがってる?

「どうせ送るなら、チャイルドが欲しがっているプレゼントを送ってあげたい」という気持ちを抱かれるかもしれません。
しかし今までご紹介してきたように、子どもたちの負担を考えると、プレゼントはささやかなものに留めておくのが一番良いようです。

受入国での関税の発生を防ぎ、輸送コストを下げるためにも、シールやリボンなど平らなものや文房具などを制限内でお願いします。

プランHP

また、輸送コストを下げる、というのも制限を設けている理由の一つです。
関税のことやスタッフさんのことを考えても、プレゼントは制限内に収めた方が良さそうですね。

ささやかながら想いのこもったプレゼントを

以上、チャイルドにプレゼントを送る上での注意点についてまとめました。
具体例を3つ示しましたが、条件の範囲内でチャイルドとのやり取りを楽しまれている方がたくさんいらっしゃいます。

チャイルドとの手紙のやりとりはすごく貴重な体験になると思うので、皆さんもぜひ「ささやかながら想いのこもったプレゼント」というものを模索してみてください。
「プレゼント送ってみようかな」「手紙書いてみようかな」という風に思っていただけたら幸いです。

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