【緊急支援】ミャンマー大地震への寄付や募金先はどこが良い?支援団体を厳選して紹介!

出典:グッドネーバーズ・ジャパン HP

【2025/03/30 更新】

2025年3月28日午後0時50分頃(現地時間)、ミャンマーのザガイン地方を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。隣国タイでも甚大な被害が報告されており、被災された方々への支援が急務となっています。

「被災地に支援を届けたい」「ミャンマー・タイの人たちのために何かできることはないか」

そう思われている方も多いかと思います。本記事では、ミャンマー地震発生直後から支援活動を行っている団体と、寄付・募金の方法、使い道についてご紹介します。

グッドネーバーズ・ジャパン:迅速な対応と長期的な復興を目指す

グッドネーバーズ・ジャパンHP

グッドネーバーズ・ジャパンは、認定NPO法人として国内外で幅広い支援活動を行う団体です。

国際組織「グッドネーバーズ・インターナショナル」の一員として、40か国以上で教育支援や地域開発、緊急支援活動を実施しています。

これまで東日本大震災や能登半島地震、ネパール地震など、多くの災害で豊富な実績を積み重ねてきました。

今回の災害支援については、地震発生直後から、現地パートナーと連携し、被害状況やニーズの調査を進めています。今後は調査結果に基づき、食料品や緊急支援物資の配布など、必要な支援を迅速に展開する予定とのことです。

隣国タイでは、3月29日にバンコクのビル崩壊現場付近で緊急支援物資の配布を開始し、食料や水などの基本的な生活物資を提供し、被災者の生活を支える活動を行っています。

ビルの崩壊現場付近で食料と水の配付を開始(3月29日 タイ バンコク)グッドネーバーズ・ジャパン HP

活動内容食料品及び緊急支援物資配布、必要に応じて、子どもの保護と心理社会的支援(PSS)の実施、その他現地の状況やニーズに応じた支援
活動状況地震発生後、現地パートナーと共に被害状況や現地ニーズの調査と支援物資の調達を開始。食料、水、などを配布。
寄付・募金クレジットカード、銀行振込、郵便振込、ヤフーネット募金で寄付可能
寄付金の使い道食料品配布、緊急支援物資配布、その他現地の状況やニーズに応じた支援

寄付は1,000円から受け付けています。日本国内外で幅広い支援活動を行う団体を応援したい方、災害時の迅速な対応と長期的な復興支援の両方に関心がある方は、是非グッドネーバーズ・ジャパンへの寄付をご検討ください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

ワールド・ビジョン・ジャパン:包括的な支援で子どもたちの未来を支える

地震後のマンダレー市街の様子、ワールド・ビジョン・ジャパンHP

ワールド・ビジョン・ジャパンは、貧困や紛争、自然災害などで困難な状況にある子どもたちを支援する国際NGOです。国連経済社会理事会にも公認されており、約100か国で活動しています。

特に「チャイルド・スポンサーシップ」という仕組みを通じて、途上国の子どもたちが健やかに成長できる環境づくりを目指し、水衛生や教育支援など地域全体への包括的なサポートを行っています。

母体である国際NGOワールド・ビジョンは、地震発生直後から緊急支援活動を開始し、ワールド・ビジョン・ジャパンでは「ミャンマー中部地震緊急支援募金」の受付を開始しました。

現在、以下の支援を実施しています。

  • 水と食料の提供:被災者に対する基本的な生活物資の供給
  • 避難所の設置:家を失った人々への安全な避難場所の確保
  • 緊急キットの配布:衛生用品や生活必需品を含むキットの提供
  • 子どもの保護活動:特に弱い立場にある子どもたちへの安全確保と心理的サポート

マンダレーにあるワールド・ビジョン・ミャンマーの地域事務所内の地震直後の様子、ワールド・ビジョンHP

ワールド・ビジョン・ミャンマー事務局長、チー・ミン氏は次のように述べています。

地震で影響を受けているミャンマー中部、特に、マンダレーは人口過密な地域です。建物や道路が崩壊するなど被害は甚大であり、人々は不安の中にあります。(中略)この地震を生き延びた人々と支援活動にあたるスタッフのためにお祈りくださいますようお願いします

ワールド・ビジョン・ジャパンHP
活動内容子どもの保護、水・衛生支援、保健・栄養支援、食料支援など
活動状況地震発生後、緊急支援チームを派遣し、被災状況の調査とニーズの把握を開始。子どもたちの心のケア、安全な水の供給、衛生環境の改善、食料の配布などを行う。
寄付・募金クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済などで寄付可能
寄付金の使い道緊急支援物資の調達・配布、医療支援、避難所運営、被災者の心のケア、復興支援など

寄付は1,000円から受け付けています。災害対応から復興、防災まで包括的な支援活動に共感する方、子どもの精神的ケアや教育環境改善にも関心がある方は、是非ワールド・ビジョン・ジャパンへの寄付をご検討ください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

ユニセフ:子どもたちの命と権利を守る

震源地のミャンマー中部マンダレー地域の倒壊した建物、ユニセフHP

ユニセフ(国連児童基金)は、すべての子どもたちが健やかに成長し、その権利が守られる世界を目指して活動する国際機関です。

日本ユニセフ協会はその国内窓口として、日本から世界中の子どもたちへの支援をつなぐ役割を果たしています。

ユニセフは、被災した子どもたちと家族を守るため、以下の支援を行っています

  • 安全な飲料水の供給:被災地で安全な水の確保を支援
  • 医療物資の提供:命を守るために必要な医薬品や衛生用品を配布
  • 教育支援:被災した子どもたちが教育を受け続けられる環境整備
  • 心理的ケア:災害による心的外傷を負った子どもたちへのサポート

特に、紛争や気候災害で既に厳しい状況に置かれていたミャンマーの子どもたちは、この地震によってさらに深刻なリスクに直面しています。ユニセフは、彼らの命と未来を守るため全力で活動しています。

活動内容子どもの保護、保健、栄養、水と衛生、教育などの分野で緊急支援を実施
活動状況地震発生後、緊急支援チームを派遣し、被災状況の調査とニーズの把握を開始。子どもたちの命と健康を守るため、安全な水の供給、医薬品や栄養剤の提供、保健サービスの提供、教育の継続支援などを行う。
寄付・募金クレジットカード、インターネットバンキング、Amazon Pay、d払い/携帯キャリア決済、コンビニ支払い
寄付金の使い道被災者への水や食料、医薬品など緊急物資の提供、子どもたちへの心理的ケアや教育支援、被災地での復旧・復興支援活動

寄付は500円から受け付けています。子どもたちの保護や教育に特化した支援を重視したい方、世界規模で活動する国際機関への信頼感を持つ方は、是非ユニセフへの寄付をご検討ください。

> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です

募金の方法は?実際に募金した方法をチェック

「被災地のために何かしたい」と思い、私もグッドネーバーズ・ジャパンの緊急支援に、気持ちばかりですが3,000円を寄付しました。グッドネーバーズ・ジャパンを例に、募金申し込み手順と募金した後の団体の対応をまとめたので、ご参考までにご覧ください。

①グッドネーバーズ・ジャパンの緊急支援申し込みページ

②個人情報を入力し、寄付を申し込む ※今回はクレジットカードで寄付

③寄付の申し込み完了

④登録しているメールアドレスに申し込み完了・お礼のメールが届く

⑤寄附金受領証明書(領収証)が郵送されてくる

グッドネーバーズ・ジャパンは寄附金控除の対象団体です。

【領収証の発行について】ご寄付は「寄附金控除」の対象となります。1,000円以上のご寄付をいただいた方には、ご寄付をされた月の翌月中旬以降に寄附金受領証明書(領収証)をお送りしていますので、確定申告時にご利用ください。 領収証がご不要の場合、またご転居された場合には、弊団体までお知らせください。

寄付申し込み後のメール

まとめ:「地震被害に遭った被災地の方のために何かしたい」という方の参考に

この記事では、ミャンマーで発生した大地震での現地の様子や、各団体の活動状況や寄付の方法について紹介しました。

改めておすすめ寄付先のポイントをおさらいします。

団体名編集部オススメのポイント
グッドネーバーズ ・ジャパン① アジアやアフリカなど40か国以上で教育、水衛生、健康支援など幅広い分野で活動
② 緊急時には医療支援や心理ケア、食料や物資の配布など柔軟な対応が可能
ワールド・ビジョン・ジャパン① 「チャイルド・スポンサーシップ」プログラムで個別の子どもとのつながりを持ちながら支援可能
② 世界4か所の備蓄倉庫から迅速に物資を供給し、緊急時には数時間以内に専門チームが派遣される体制
ユニセフ①世界192か国で活動し、子どもたちの命と権利を守ることを最優先にした国際機関
② 水、栄養、教育、保護など多岐にわたる支援分野でリーダーシップを発揮

「被災地に支援を届けたい」「どういった団体が、どんな活動をしているのかわからない」「寄付をしたいが、どこが信頼できるのかわからない」そういった思いを感じられている方にとって、本記事が少しでも、支援先選びの参考になりましたら嬉しいです。