(出典:LivEQuality HUB HP)
こんにちは、寄付ナビの鈴木大悟と申します。
現在、私は「寄付してよかった」と感じられる20団体以上に毎月の寄付をしています。
この記事では、私が毎月寄付している団体で、
- メールマガジンや団体公式SNSで発信されている情報
- 寄付者限定のニュースレターや年次報告書
- 実際に参加したイベントから得られた情報
などから、毎月の最新情報をお届けします。
この記事を書いた人
鈴木大悟
収入の10%を寄付することを5年以上継続中。「あなたにぴったりの寄付先を見つけていただきたい」そんな想いから、ひとりでも多くの方へ寄付によって得られる幸福をお届けするために、このサイトを運営しています。
長引くコロナ禍はシングルマザーの経済的困窮を招き、最後の砦だった「住まい」を手放さなければならないようなケースが増えています。
今回ご紹介するのは、貧困など生活に苦しむシングルマザー親子に、住まいとつながりを届けている、NPO法人LivEQuality HUB(リブクオリティ・ハブ)です。
2022年10月27日に開催されたオンラインイベント「クラファン終了後6ヶ月報告会〜LivEQualityの「今」と「これから」〜」に参加してきましたので、当日の模様とともに、団体の活動についてまとめました。
目次
そもそもLivEQuality HUBとは?
LivEQuality HUBは、愛知県名古屋市で2022年1月に設立されたNPO法人です。
部屋探しに困難を抱えるシングルマザー親子を対象に、安心して暮らすことのできる住まいを低価格で提供しています。
活動内容 | 安価な価格での部屋の貸し出し、その後の自立支援 |
活動地域 | 愛知県名古屋市、今後の展開に向け東京でも活動を開始 |
支援対象 | シングルマザーの女性とその子ども |
寄付の使途 | 住まいを見つけるためのサポート費用 |
運営団体 | NPO法人LivEQuality HUB |
朝日新聞やSUMOジャーナルなど、複数のメディアで活動が紹介された実績があります。
DVや虐待から逃げてきた母子が抱える困難
夫によるDVや子どもへの虐待、そして離婚。
やむをえない理由でシングルマザーになってしまった女性からの相談が、LivEQuality HUBには多数寄せられています。
多くのシングルマザーにとって障害となるのが、部屋探しです。
「定職がない」「保証人がいない」状況のシングルマザー親子に、物件を貸してくれる大家さんは、なかなか現れません。
住む場所がなければ、行政の支援を受けることは困難を極めます。
また子どもの預け先もないので働きに出られない、そんな負のスパイラルによって、シングルマザー親子はますます困窮してしまいます。
「今夜、帰る家がない・・」
そんな不安の中で、途方に暮れている親子が、この日本にもいるのです。
シングルマザー親子が安心して暮らせる物件を安価で貸し出し
今回のオンラインイベントでは、現場で日々活動されている職員の神(じん)さんから、お話しを伺うことができました。
神さんご自身も、2人の娘さんを育てるシングルマザーです。
居住支援コーディネーターとしてシングルマザーに寄り添う神さん
神さんがお話ししてくださったエピソードの中から、特に私が印象に残ったものを一つ紹介させてください。
寮付きの仕事を求めて名古屋に来たシングルマザーのAさん。
しかし、実際に来てみると寮がついていませんでした。ビジネスホテルを転々とする日々を送り、ビジネスホテル代と食費で一日のお給料が消えてしまうこともありました。
何とか市役所に相談することができましたが、子どもは一時的に児童相談所に引き取られることになりました。
コロナ禍で何ヶ月も子どもと会えない日々が続きました。
AさんはLivEQuality HUBと面会・相談を重ねて、子どもにとってどうするべきなのか、Aさんがどうしていきたいか、一緒に模索しました。そんなある日、企業の求人募集を見て、Aさんは将来やりたかった仕事、夢があったことを思い出します。
その点を児童相談所も高く評価するようになり、児童相談所の見方がガラリと変わりました。
私はこのエピソードから、LivEQuality HUBは単にシングルマザー親子に住まいを提供しているだけではなく、困った時に頼れるつながりをつくっているのだと感じました。
今の時代に失われつつあるのかもしれない「世話を焼いてくれる近所のおばちゃん」的な存在を、団体が担っているそうです。
活動を応援する方法は?毎月の寄付「マンスリーHUBさん」
LivEQuality HUBには、団体公式SNSをフォローして拡散に協力する「シェアHUBさん」や、シングルマザー親子に必要な物資を寄贈する「おすそわけHUBさん」など、さまざまな応援の仕方があります。
その中でも、私が参加しているのが毎月の寄付で活動を支える「マンスリーHUBさん」です。
毎月届くメールニュースで、活動を身近に感じることができます。
最新の活動報告はもちろんのこと、スタッフのコラムなど、寄付を続けるための情報が充実しています。
寄付体験記もありますので、良かったらお読みください。
マンスリーHUBさんは、月々1,000円(1日あたり約33円)からの任意の金額で、あなたが続けやすい金額で、ご参加いただけます。
例えば月3,000円の寄付を3年間続けていただくと、シングルマザー親子1世帯が安心して生活できる住まいを見つけるお手伝いをすることができます。
あなたのご寄付が、シングルマザー親子を守ることに繋がります。
マンスリーHUBさんの申し込みを検討される方は、ぜひLivEQuality HUBのWEBサイトもご覧になってみてください。
編集後記:団体の成長を創業期から見守り、共に歩む喜び
今月はLivEQuality HUBのオンラインイベントで学んだことをベースに、団体の活動を紹介させていただきました。
今、LivEQuality HUBへご支援いただければ、創業期の活動を、寄付で強力に推進することができます。
シングルマザー親子への支援はもちろんのこと、団体が未来に向けて発展する種まきにもなります。
LivEQuality HUBはNPO法人ですので、寄付をしても寄付金控除はありませんが、来年4月に認定NPO法人の申請を計画しているそうです。
認定NPO法人になると、寄付金控除を受けられるようになります。
まだ設立して間もない団体だからこそ、私たち寄付者もその成長の過程を初期から見守ることができる、そんな寄付の醍醐味もありそうだと感じました。