Earth Company(アース・カンパニー)への寄付で、地球を守る活動を支援する3つの理由

(出典:Earth Company HP)

「この地球は、先祖から継承したのではなく、私たちの子どもたち、子孫から、借りているのである」というネイティブ・アメリカンのことばをご存じでしょうか。

ある調査によると、今の人類の大量生産・大量消費を支えるには、地球1個では足りず、1.7個分の資源が必要であることが明らかになっています。
私たちは、もう二度と取り戻せない勢いで資源を使い、地球に負荷をかけているのです。

もはや環境問題は、私たちだけの問題ではなく、私たちの子孫のために果たさなければならない責任と言えるのではないでしょうか。

最初にご紹介したネイティブ・アメリカンのことばを活動指針にしている団体があります。
一般社団法人Earth Company(アース・カンパニー)です。

主な活動内容としましては、

  • インパクトヒーロー支援事業:SDGsの多くの目標に取り組むリーダーを支援
  • インパクトアカデミー事業:学校や企業に人材育成の研修を提供
  • バリ島エシカルホテル事業:自然の再生をコンセプトにしたエコホテルを運営

などがあり、次世代につなぐ未来のために「人と社会と自然が共鳴しながら発展する世界(リジェネラティブなあり方)」を追求すべく活動しています。

あなたも、Earth Companyへの寄付を通じて、子や孫の世代に豊かな地球を贈っていただけませんか?

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「石けんが高すぎて買えない・・」カンボジアで出会ったある母親の言葉

Earth Companyは、SDGsに取り組み未来を大きく変えることができる人材を「インパクトヒーロー」として選出し、彼らの活動の効果を最大化するための支援活動を行なっています。

例えば、2022年のインパクトヒーロー、サミール・ラカーニさん。
工場の製造過程で発生し全く使われずに廃棄されてしまう石けんをリサイクルし、必要としている人の元へ届ける活動に取り組んでいます。

なぜ、この活動を始めたのか?
それは、サミールさんがカンボジアの農村で、ある衝撃的な光景を目の当たりにしたことに端を発します。

なんと、母親が赤ちゃんを人体に有害な洗濯用の洗剤で洗っていたのです。
サミールさんが思わず母親に話しかけると、その母親は「固形石けんは高すぎて買えない」と話してくれたそうです。

サミールさんはこの言葉をきっかけに、石けんすら買えない貧しい状況にある人たちのために、工場で廃棄されてしまう未使用の石けんをリサイクルして届ける活動を始めました。

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私がEarth Companyへの支援を続ける3つの理由

Earth Companyは、濱川明日香さんと濱川知宏さんが2014年に共同で創設した日本発祥の団体です。
主にインドネシアのバリ島と日本を中心に活動しています。

Earth Company HP

私は毎月Earth Companyへ寄付しているのですが、特に以下3つのポイントに共感しています。

①頑張っているインパクトヒーローを応援したいから

Earth Companyはインパクトヒーローを事業計画の立案から、計画を実行するための資金調達に至るまで、ありとあらゆる面で彼らの活動をサポートします。

その原点は、頑張っている人を支えたいという想いです。

サミールさんとのミーティングでの一枚 ー Earth Company HPより引用

実は、東アフリカで育ったインド系難民を親に持つサミールさん。
アメリカに移住するまでチャンスに恵まれなかった両親の苦労話を聞いて育ったそうです。

きっとサミールさんにとって、カンボジアの農村で出会った母親と赤ちゃんは自分のことのように感じられたのではないでしょうか。
そして居ても立っても居られなくなり、実際に石けんをリサイクルするアクションを起こしたのではないでしょうか。

もし私が洗濯用の洗剤で赤ちゃんの体を洗っている母親を見て、大変だな、何とかしたいなと思うことはあっても、サミールさんのようなアクションは起こせないだろうと思います。

私にはできないことを代わりに実現してくださっている方を応援したい、そんな気持ちで私は寄付を続けています。

②地球の未来を明るくするプラスの相乗効果に参加したいから

工場で大量に捨てられる石けんを、必要な人に届けることで、環境と人びとの健康を守る。
そんなサミールさんの活動を通じて、これまでに1,500トン以上の廃棄石けんがリサイクルされ、アジア・アフリカ地域の550万人以上の人びとに届けられてきました。

石けんをリサイクルする過程にも、特筆すべき素晴らしい工夫があります。

のべ150人以上の女性を雇用 ー Earth Company HPより引用

回収した石けんは、貧困層の女性たちの手によってリサイクルされます。
つまり彼女たちの雇用の機会の創出と、収入向上にもつながっているのです。

その後、リサイクルされた石けんは、貧しい状況にある人びとへと配布されていきます。
石けんの配布と同時に正しい衛生習慣を普及する教育も行い、下痢や感染症など予防可能な病気で命を落とす子どもたちを一人でも減らすべく活動しています。

このように、サミールさんは、多くのSDGsの目標達成に貢献しています。

  • 未使用で捨てられる石けんを回収しリサイクル(SDGs目標12 つくる責任 つかう責任)
  • リサイクルの過程で貧困層の女性たちを雇用(SDGs目標5 ジェンダー平等を実現しよう)
  • 石けんを配布し最貧困層の人びとの衛生状態を改善(SDGs目標6 安全な水とトイレを世界中に)

石けんをリサイクルすればするほど、廃棄物は削減され、女性たちの雇用は安定し、最貧困層の人たちの命が救われる、そんな好循環が生まれます。

このプラスの相乗効果が、Earth Companyが目指す「人と社会と自然が共鳴しながら発展する世界(リジェネラティブなあり方)」であり、Earth Companyへの寄付は好循環の輪に自らも参加するチケットだと感じています。

③実際にバリ島のエコホテルを訪問して信頼できると感じたから

インドネシアのバリ島にあるエシカルホテル、Mana Earthly Paradise(マナ・アースリー・パラダイス)に実際に宿泊させていただいたことが、寄付を始める最後の決め手になりました。

ホテル内の照明はすべて太陽光発電で賄われており、水は雨水を濾過したのちタンクに貯めて使用し、廃水は敷地内の畑で再利用されます。
環境に配慮されていて、すべての資源が循環するように設計されています。

バリ島の朝、気持ちの良い一日の始まり

建物に使われている柱の一本一本に、ネームプレートが施されています。
木材は家屋の廃材を活用し、新しい木を一本も切らずに建てられていますので、ネームプレートを見ればどこから来た木材なのかが一目瞭然です。

滞在中にEarth Companyの職員やインターンの皆様とも直接お話しさせていただき、言葉の端々から「実に自然体で環境問題に取り組まれているんだな・・」と感じました。

もしかしたら「環境問題のために行動を起こす」と聞くと、営利企業への抗議活動やメディアで報道されることを目的とした過激なパフォーマンスをイメージされるかもしれません。
しかし、私を含め、そのようなアクションに参加することはあまり現実的ではありません。

社会を包摂するのは、誰かを説得することではなく、皆が納得できることだと思います。

例えば、毎日ペットボトルを買っていたのを止めてマイボトルを持ち歩くなど、豊かな地球への一歩は私たちの身近にある小さなことから始めることができると、Earth Companyから教えていただいたように感じます。

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活動を応援する方法は?毎月の寄付「Earth Lovers」

インパクトヒーロー支援事業にかかる費用は、国内外の支援者からの寄付によって賄われています。

その中でも、私は、毎月の寄付で活動を応援する、Earth Lovers(アース・ラバーズ)に参加しています。
あなたもその一人として支援を始めていただけたなら、

  • お申し込み時:希望者のみ、Earth Lovers 限定のFacebookグループへご招待
  • 約2週間に1回:最新の活動が分かるニュースレターが、新月、または満月の日にEメールで届く
  • 半年に1回:Earth Lovers 限定のイベント(活動報告会)へご招待
  • 1年に1回:感謝の気持ちを込めて、インパクトヒーローからの動画メッセージがEメールで届く

などの特典があり、定期的に活動報告を受け取ることができます。

こちらの写真は、Earth Loversの特典としていただいた、Impact Stories(インパクトストーリーズ)の表紙です。
この記事でご紹介したサミールさんの他にも毎年インパクトヒーローが選出されており、歴代のインパクトヒーローたちの原体験や壮絶な人生が綴られています。

あなたの寄付が、地球の未来をつくります。
Earth Loversの申し込みを検討される方は、ぜひEarth CompanyのWEBサイトもご覧になってみてください。

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追記:支援を受けたサミールさんからの動画メッセージ

最後に、サミールさんから感謝の動画メッセージが、Earth Companyの公式YouTubeチャンネルにアップされていたので、ご紹介させてください。

みなさん、こんにちは。
Eco-Soap Bank(エコ・ソープバンク)代表のサミール・ラカーニです。
私たちの活動は、シンプルだけど、とてもパワフルです。

エコ・ソープバンクは、カンボジアを中心に世界5か国の女性たちと一緒に、工場で廃棄されるはずだった石鹸をリサイクルし、必要としている人たちに届けることで、命を救う活動をしています。

インパクトヒーロー2022に選ばれたことは、本当に光栄に思います。
(中略)これからリジェネラティブな社会変革をEarth Companyと起こしていくこと、私たちの命を救う活動をより加速させることを楽しみにしています!

Earth Company HP

私はこの動画を拝見して、これからのサミールさんの活動がとても楽しみになりました。
少額の寄付ですが、これからも続けていきたいと思います。

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