(出典:アクセプト・インターナショナルHP)
あなたはテロリストと聞くと、どんなイメージを持たれるでしょうか。
暴力や略奪、脅迫や誘拐といった怖くて恐ろしい人を想像される方が多いと思います。
しかし、なぜ彼らがテロリストになってしまったのか、さらには、なぜテロリストにならざるを得なかったのか、その理由はあまり知られていません。
例えば、世界最悪の紛争地と呼ばれるソマリア。
東アフリカに位置する国で、1980年代から内戦状態にあり、今なおテロ組織による攻撃が続いています。
ソマリアの若者の多くは、そのような絶望的な環境で生まれ育ち、生活の糧となるようなスキルが身につかないまま大人になってしまったために、就ける職がありません。
テロ組織はそうした若者の困難に付け入り「組織に加入すれば希望がある」と勧誘します。
組織から抜け出そうとしても、報復を恐れ、抜け出すことは困難を極めます。
日本発祥のNPO法人であるアクセプト・インターナショナルは、ソマリアの元テロリストを対象に、
- 基礎教育:英語、アラビア語、数学、理科、社会など
- 職業訓練:溶接や裁縫など、地域で需要のある技術の習得
- カウンセリング:対話を通じて夢や目標を描くサポート
などの支援を通じて、彼らの自立に伴走しています。
あなたも、アクセプト・インターナショナルへの寄付を通じて、元テロリストの若者たちが新しい未来を描く力になって頂けませんか?
目次
ソマリアの元テロリストたちが抱える困難とは?
アクセプト・インターナショナルが活動するソマリアは、1991年から2012年まで21年もの間「無政府状態」を経験しました。
正式な政府が発足した現在も、テロ組織による住民に対する暴力や支援物資の搾取などにより、内戦と貧困が長期化しています。
中でも、テロ組織「アル・シャバーブ」は世界で最も危険なテロ組織の一つです。
アル・シャバーブに勧誘されたバシールさんの実体験をご紹介します。
ある日モスクで、見知らぬ男に「『聖戦』に参加しないか?」と誘われました。
さらに男は、組織に加入すれば毎月多額の給料を出すことを約束しました。そうしてバシールは、加入を決めました。
そこでは、銃や爆弾の使い方、自爆テロの手順、過激な思想を徹底的に叩き込まれました。わずか14歳の時でした。
アクセプト・インターナショナルHP
アル・シャバーブが支配する地域では、脅迫や誘拐による組織への強制的な加入が数多く報告されています。
現在もおよそ8,000人規模の構成員がいるとされ、状況は非常に深刻です。
戦うことをいとわないよう組織から教え込まれた元テロリストたちは、その境遇ゆえに基本的な教育も欠如しており、職業技術も無いため仕事に就くこともできず、経済的な困難を抱えています。
私がアクセプト・インターナショナルへの支援を続ける3つの理由
アクセプト・インターナショナルは2011年に活動をスタートしました。
現在はソマリア以外にも、イエメン・ケニア・インドネシア・日本など、世界各地に活動が広がっています。
私はアクセプト・インターナショナルへ月1,500円を継続的に寄付しているのですが、特に以下3つのポイントに共感しています。
①元テロリストの社会復帰が極めて困難だから
命からがらテロ組織から脱退できたとしても、地域住民たちから憎しみの対象になることもあります。
想像してください。
もしあなたが10代でテロ組織から脅迫され、戦闘に参加させられたという理由で、大人になってからも誰からも受け入れられることなく社会から孤立したとしたら・・
中には、家計を助けるために、愛する家族のために、やむなくテロ組織に参加するケースもあるそうです。
脱退後の生活に耐え切れず、自ら再びテロ組織に戻る若者もいます。
元テロリストの若者たちは、厳しい現実に悩み苦しみ、社会復帰は困難を極めます。
②テロリストではない新しい人生への再出発をサポート
若者たちが日常を取り戻すためには、いずれはアクセプト・インターナショナルの支援から離れ、手に職を付け自らの力で収入を得られるようになる必要があります。
アクセプト・インターナショナルは若者たちに、働くために必要なスキルの訓練や基礎教育を週4回提供しています。
バシールさんも、アクセプト・インターナショナルの支援を受けて、新たな人生を歩み始めました。
彼は刑務所の中で過去に向き合い、過激な思想を考え直すとともに、レストランを開きたいという夢を思い出しました。
そしてその夢に向かって必死に努力していきました。刑務所を出所したのち、現在バシールはレストランでウエイターをしながら叔母と共に暮らしています。
アクセプト・インターナショナルHP
夢に向かって歩み続けるバシールさん。
まだ組織にいる仲間たちに「人生はやり直すことができる」と言って、テロリスト以外の人生があることを伝えているそうです。
アクセプト・インターナショナルはこれまで、500名を超えるバシールさんのような若者たちに支援を届け、彼らの人生を変えてきたそうです。
③「前例がないなら前例になりたい」創設者の想いに共感
活動報告会(アンバサダー・サミット)に参加させていただき、アクセプト・インターナショナルの創設者・永井陽右さんの想いに触れたことで、心から「寄付してよかった」と感じました。
創設者の永井陽右さん
報告会の中で、特に私の心に残ったフレーズを以下に紹介させてください。
誰かがやらなければならないのであれば、自分たちは、その誰かになりたい。
その前例がないのならば、日本発でどうにかやってやろう。
「立ち上がろうとする若者を支えたい」
そんな永井さんの情熱を、私は同じ日本人として、応援せずにはいられません。
どうか、元テロリストの若者を誰ひとり取り残さない世界をつくる仲間になってください。
活動を応援する方法は?毎月の寄付「アクセプト・アンバサダー」
アクセプト・アンバサダーは月1,500円〜の任意の金額で、あなたが続けやすい金額で始めることができます。
- お申込後:永井さんからのお礼状やパンフレットが同封された入会キットを送付
- 1ヶ月に1回:メールマガジン「アンバサダー通信」で最新の活動状況を共有
- 1年に1回:活動の成果をご報告する「アンバサダー・サミット」へのご招待
などの特典があり、定期的に活動報告を受け取ることができます。
実際の入会キット
例えば月1,500円の寄付を3年間続けていただくと、元テロリストの若者2名に、社会復帰のための包括的なプログラムを提供することができます。
あなたの寄付が、若者たちの未来を変えます。
支援を検討される方は、ぜひアクセプト・インターナショナルのWEBサイトもご覧になってみてください。
追記:支援を受けた元テロリストからのメッセージ
最後に、元テロリストからのメッセージが、アクセプト・インターナショナルのホームページに掲載されていたので、ご紹介させてください。
どれだけ苦しい状況に置かれたとしても、もう二度と間違った道を歩むことはない。
アクセプト・インターナショナルHP
過去と向き合い、悔い改めて、そして未来に向かって歩き始めた人の言葉だと感じました。
彼らの社会復帰をサポートし、その再犯を防ぐことができれば、結果的に新たな被害者を減らすことにも繋がります。
このメッセージを読んで、私も頑張ろう、と心を奮い立たせてもらいました。
少額の寄付ですが、これからも続けていこうと思います。