(出典:Homedoor HP)
「帰る家のないホームレスの方に、支援を届けたい!」
「自分より恵まれない境遇にある人へ手を差し伸べたい!」
そんな想いをお持ちの方に向け、ホームレス支援を行なっている認定NPO法人を3つまとめました。
目次
コロナで困窮する方にマスクなど支援を届けるため1億円を募る(抱樸)
認定NPO法人抱樸は、1988年から北九州を拠点に、ホームレスなど社会的に弱い立場にある人々の支援を行っている団体です。
外出自粛で家から出られず、人との距離が遠くなってしまった今、家からでも「誰か」を支えることができます。
抱樸 HP
自殺者やホームレスの増加を何としても止めるために、あなたの家から、困っている人にまず安心できるホーム“家”を届ける活動にご協力ください。
新型コロナの影響で生活に困っている人々を支援するため、クラウドファンディングで1億円の寄付を募っています。
私たちの寄付と同額を、村上財団がマッチング寄付する形式を取っているので、2倍の支援金が届けられます。
活動内容 | 困窮者・ホームレス支援、就労支援、居住支援など |
活動地域 | 北九州 |
支援対象 | ホームレスや貧困状態にある子どもなど |
寄付の使途 | マスクや食糧の配給、宿泊施設の提供など |
運営団体 | 認定NPO法人抱樸 |
寄付金はマスクや食糧といった物資援助はもちろんのこと、安全な居場所を提供するための支援などに使われます。
- 感染予防のためのマスク、食糧・生活物資の提供を含む生活支援
- 今夜の居場所がない人に、臨時宿泊できる施設の提供
- 現場で支援に従事されている方が身を守るためのマスクや、テレワークでの相談を可能にするためのタブレット端末の支給
(出典:寄付の使途例-READYFOR HP)
”抱樸”には、山から切り出された原木・荒木(樸)を、そのまま抱き止めるという意味が込められているそうです。
「社会的に弱い立場にある人を自己責任と切り捨てたくない」
「長い歴史のある団体だから、安心して支援できる」
そんな風に感じた方は、支援を検討されてみてはいかがでしょうか。
路上から就職まで、ホームレスを総合的に支援(Homedoor)
「日本の路上で人が死ぬ」
私たちの日常とはかけ離れすぎているので、イメージしにくいかもしれませんが、ホームレスを対象にした襲撃事件が後を絶ちません。
昼間は公園や図書館で過ごし、夜はやみくもに歩く。
Homedoor HP
睡眠をとらない生活をしばらく続け、体力も気力も限界に達していた。
(中略)『路上は硬いし、すごく冷たい。』 そう思ったけど、必死に目をつむった。
疲れていたからすぐ寝れると思ったのに、 道行く人の足音が想像以上にうるさくて、全然寝付けなかった。
経済的余裕もなければ、就職も困難・・・
そんなホームレスの方に路上での声掛け・食事・就職支援まで、トータルサポートを行なっているのが、認定NPO法人Homedoorです。
活動内容 | 大阪市での夜回り巡回、及び全国からの相談受付 |
活動地域 | 大阪府 |
支援対象 | ホームレス状態にある方 |
寄付の使途 | 生活用品や食事の提供、カウンセリングなど |
運営団体 | 認定NPO法人Homedoor |
ホームレスの方に直接お金を手渡すよりも、こうした支援団体に寄付をする方が、ホームレス状態からの脱出に有効です。
Homedoorに寄付をすると、例えば以下のような活動に使われます。
- 月1,000円:相談に来られた1人に対し、肌着や靴下など生活用品、食事を提供できる
- 月3,000円:専門相談員によるカウンセリングをひとりに提供できる
- 月5,000円:アンドセンターで、ひとりが一晩ゆっくり休むことができる
- 月10,000円:相談者1人に対して、居宅生活開始までのサポートを行うことができる
(出典:Homedoor HP)
「誰もがアクセスできるセーフティネットが必要だ」
「ホームレスの方の自立や自活を応援したい」
こんな風にお考えの方は、ぜひHPもご覧になってみてください。
祖国を追われ、ホームレス状態を余儀なくされた難民の生活を支援(難民支援協会)
アジアや中東などの外国から、命からがら日本に逃れてきたにも関わらず、日本の受け入れ体制が整っていないばかりに追い返されてしまう人々がいることはご存知ですか?
日本の難民認定は先進国で最悪のレベルと言われており、ほとんど在留が許可されません。
最低限の衣(医)・食・住もままならならず、時にはホームレス状態になってしまう人もいます。また、国民健康保険に入ることができない人もいるため、医療の受診は簡単ではありません。在留資格の無い難民申請者は「不法(非正規)滞在者」とみなされ収容される可能性もあります。
難民支援協会HP
認定NPO法人難民支援協会は、在留許可が下りず路上生活を強いられている外国人に、衣食住の生活支援、ならびに日本国内での就労支援を行なっている団体です。
活動内容 | 医食住の生活支援、難民認定の法的サポートなど |
活動地域 | 東京都など |
支援対象 | アフリカ・アジアなどから、日本に逃れた難民 |
寄付の使途 | 難民の申請手続きのための交通費、シェルターの宿泊費など |
運営団体 | 認定NPO法人難民支援協会 |
せっかく日本を頼りにして母国を逃れてきたのに、ホームレス状態を余儀なくされてしまうのは、とても悲しいことです。
難民支援協会に寄付をすると、例えば以下のような活動に使われます。
- 毎月1,500円あれば、入管など手続きのための交通費を支払えます。
- 毎月3,000円あれば、路上生活に耐えている難民が、宿で一泊休むことができます。
- 毎月5,000円あれば、日々の食べ物に困る方々に、パスタやカレー・豆などを約15食分提供できます
(出典:難民支援協会HP)
「日本に逃れてきた人々のため、できる限りの支援をしたい」
「世界から、あらゆる差別や迫害をなくす一助にしてほしい」
こんな風に感じていただけた方は、ぜひ寄付を検討されてみてはいかがでしょうか。
まとめ:「ホームレスに寄付をしたい」という方の参考に
以上、ホームレス支援を行なっている認定NPO法人を3つご紹介させていただきました。
団体名 | 寄付ナビ編集部オススメのポイント |
抱樸 | ① 1988年から活動を続ける歴史ある団体 ② 厚生労働省などの省庁の政策立案や審議会にも参加 |
Homedoor | ① 代表の川口さんは14歳でホームレス問題に出会い、19歳で起業 ② 自力での路上脱出が困難なホームレス状態に対して、寄付で宿泊施設や無料食堂の運営を行う |
難民支援協会 | ① 難民の尊厳と安心が守られ、ともに暮らせる社会を目指す ② 法的支援の他に、医・食・住の生活サポートも行う |
帰る場所のない人が世界からいなくなることを目指して、是非あなたにできることから始めてみてください