(出典:CAMPFIRE HP)
個人や団体で何かの活動を行うとき、頭を悩ませるのが活動資金です。
利益は考えず、誰かの役に立つために……という気持ちで活動する方が多いでしょうが、活動の継続のためには最低限の資金は必要となります。
また、そのような活動を行っている方に寄付をしたい人も、簡単に支援ができたらなと感じることも多いのではないでしょうか。
寄付を行うハードルが低ければ、その分支援も集まりやすくなります。
本記事では、オンラインで気軽に支援を行いたい人や、もしくは資金集めを行いたい人が、簡単に使えるサービスを紹介します。
目次
NPOやNGOにオンライン募金したいときに使えるサービス
災害が起こった時など、NPOやNGOなど公益活動をしている団体に、スピーディーに募金したい!という場合があると思います。
そのような場合に、オンラインでの募金サービスが便利ですよ。サービスによってはポイントでの募金も可能です。
Yahoo!ネット募金
Yahoo!ネット募金は、Yahoo! JAPANが運営するサービスです。
「IT利活用による社会の発展および課題解決」または「自然災害や感染症に対する支援」のために活動している団体への助成や、災害復興などに支援できます
Yahoo!ネット基金へ寄付するには、「Yahoo!募金」のトップページから「災害復興みらい募金」または「インターネットみらい募金」を選択しましょう。
寄付をするにはYahoo!JAPAN IDが必要です。
Tポイントなどでの寄付も可能なので、使わないポイントがある場合はぜひ活用してみてください。
LINEで寄付する方法
LINEでは、台風や地震など、大きな災害が発生した時に期間限定で寄付を募っています。
寄付を行うのはクレジットカードでも可能ですが、実はLINE PayやLINEポイントを使うこともできるのです。
まずは寄付受付ページにアクセスします。
支払い方法で、LINE Pay内からクレジットカードを連携した支払い方法を選択すると、LINE Payでの支払いや、ポイントを充当した支払いが可能になります。
「ちょうど、端数のLINEポイントが残っていた!」という場合は、寄付で使うというのもありかもしれませんね。
dポイント募金
株式会社NTTドコモのポイントプログラム「dポイント」。
普通に買い物などをしてると、dポイントが貯まっています。このポイントを実は寄付に使えるのです。
dポイントクラブ「寄付につかう」ページより、1ポイント〜で寄付が可能です。
支援を募っている団体に直接寄付をすることもできますし、被災地支援基金として、被災地復興のために広く使われるお金として寄付もできますよ。
1ポイントから寄付ができるのがとてもありがたいですね!
たとえ5ポイントしかなくても、さまざまな団体に1ポイントずつということも可能です。
幅広い団体に手軽に支援を行いたい場合はオススメです!
クリック募金sumabo
「sumabo」という名前に聞き覚えのない方もいるとは思いますが、「クリックで救える命がある」という言葉は多くの人が聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
sumaboのクリック基金では、募金ボタンをクリックするだけで、NPO団体に無料で募金ができます。
クリックする側に費用は必要ありません。
あなたの代わりにスポンサー企業が資金を集めます。
集まった資金は、NPOの活動を通じて、世界の飢餓撲滅、途上国での教育・医療支援、環境保全活動など、さまざまな社会問題の解決に役立てられています。
オンラインの寄付サイトGive One
Give Oneでは、クラウドファンディングのように個人やチームのプロジェクトがあり、それに対してオンライン上で決済できるサービスです。
海外プロジェクトも国内プロジェクトの掲載もあるようです。
さまざまな「人助け」や「研究開発のため」など、多くの目的にもとづいて、サービス運営が行われています。
調査研究がお好きな人は、読んでると全部に寄付したくなるかも?
オンラインで募金を集めたいときに使えるサービス
個人や団体がオンラインで活動資金を集めたい場合に便利なのがクラウドファンディングサービスです。
クラウドファンディングとは、不特定多数の人から広く資金を募る資金調達方法を指します。
その特徴から、「購入型」「寄付型」「融資型」など、さまざまなタイプがあります。
クラウドファンディングCAMPFIRE
「CAMPFIRE」は、株式会社CAMPFIREが運営するクラウドファンディング・サービスです。
不特定多数の人に資金を広く募り、賛同した人から資金を集めます。
個人でも、団体でも使うことができます。
株式会社CAMPFIREは寄付型、融資型のクラウドファンディングのサービスも行っていますが、メインのサービスとなる「CAMPFIRE」は、クラウドファンディングの中でも「購入型」と呼ばれるものです。
「購入型」のプロジェクトは、資金を集めるために金銭以外のモノやサービスといった「リターン」を用意します。
支援者はそれを「購入」することで支援を行い、リターンを受け取る「売買契約」を行います。
ですので、寄付や融資といった形での資金集めはできません。
プロジェクトの実施には、何らかのリターンの用意が必要なことに注意しましょう。
公益活動を行う方のプロジェクトでは、メッセージカードやポストカード、カレンダーなどでのリターンが多いようですよ。
利用方法を簡単に説明すると、以下の通りになります。
- CAMPFIREのアカウントを作る
- プロジェクトページを作成する
- プロジェクトページの審査申請を行う
- プロジェクトの審査と審査結果の連絡が届く(審査結果によっては修正が必要)
- クラウドファンディングを開始させる
- 終了後はリターンの実施や資金受け取りを行う
CAMPFIREは認知度が高い上、多彩な決済方法があるのが特徴です。
決済方法の種類が多いと、支援してもらうハードルが下がるので、多く支援金を集められる可能性があります。
クラウドファンディングREADYFOR
「READYFOR」は、READYFOR株式会社が運営するクラウドファンディング・サービスです。
「READYFOR」では「購入型」のほかに「寄付型」のプロジェクトを実施できます。
「寄付型」のプロジェクトでは、支援者に対して寄付金を募ることが可能です。
そして、リターンは対価性のないものに限定されます。
たとえば「お礼のメール」や「報告書の送付」、「Webサイトへのクレジット掲載」などのリターンをよく見かけます。
READYFORの寄付型プロジェクトは、認定NPO法人、公益社団法人や学校法人など、「寄付による税制優遇が適用される団体や法人」に利用が限られます。
そのため、支援者は寄付による税制優遇を受けられます。
READYFORには、「シンプルプラン」と「フルサポートプラン」の2種類のプランがあり、それぞれで利用方法が変わります。
シンプルプランでは、担当者によるアドバイスやサポートを受けられます。
ある程度クラウドファンディングについて理解があれば、こちらがオススメです。
シンプルプランの利用手続きを簡単に説明すると、以下の通りになります。
シンプルプランですぐにプロジェクトを作る場合
- 「シンプルプランですぐに始める」からアカウント登録を行い、プロジェクトページを作成する
- プロジェクトページの審査申請を行う
- プロジェクトの審査と審査結果の連絡が届く(審査結果によっては修正が必要)
- クラウドファンディングを開始させる
- 終了後はリターンの実施や資金受け取りを行う
READYFORは寄付型クラウドファンディングを2015年から開始しています。
そのため、「寄付型のクラウドファンディングならREADYFOR」というイメージも強いのではないでしょうか。
認定NPO法人や公益社団法人など、税制優遇が適用される団体を運営している場合はREADYFORを使ってみるとよいでしょう。
まとめ
以上、オンラインで募金できるサービスと募金を集められるサービスについて解説しました。
当サイト寄付ナビでは、支援を募っているNGO団体やNPO団体を数多く紹介しています。
各団体がどのような形式で資金を集めているかに触れていることも多いので、ぜひさまざまな記事を読んでもらえると嬉しいです!
もしあなたが資金を集める側だとしても参考になるでしょうし、支援したい側なら、きっと素敵な支援先が見つかること間違いなしです!