ロシアによるウクライナ侵攻が開始され、首都キエフを中心に、市民に対して甚大な被害が出ています。
このような大規模な紛争が起こった時に、真っ先に必要となるのが、食料や医療などの緊急支援活動です。
緊急支援にあたっては、さまざまなNPOやNGO、公的機関などが寄付を募っていますが、寄付先選びを迷われている方に、私の寄付体験をお伝えします。
目次
ウクライナ危機で、いち早く緊急支援を開始した国連WFPに募金
2022年2月24日未明、ロシアがウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、現地では今もロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いています(2022年3月8日現在)。
そのような中で、さまざまな募金受付ページが立ち上がっていますが、私が寄付先に選んだのは「国連WFP」という団体です。
国連WFPは「飢餓と貧困の撲滅」を使命に掲げる、国際連合の組織です。
今回のウクライナ危機を受けて、国連WFPも現地に入り、戦闘を逃れてウクライナ国内で避難を余儀なくされている人びとや食料不足に苦しむ人びとに食料支援を行うため、緊急支援活動を開始しています。
国連WFPの公式ホームページに、ウクライナ緊急募金がリリースされていたのを見て、気持ちばかりですが3,000円を寄付しました。
国連WFPの緊急支援に3,000円を寄付
実は、私は普段から「国連WFPマンスリー募金」を通じて、団体の活動を支援しています。
今回ウクライナへの寄付先として国連WFPを選んだのも、効果的でインパクトのある支援を行っていることを以前より実感していたからです。
- 国連WFPマンスリー募金:緊急事態に対する準備(必要な備蓄の用意や、物資を運び込むためのロジスティクスなど)を、普段から進めることができます。
- 緊急募金:緊急事態が実現してしまった時に、いち早く支援を届けるために極めて重要な資金となります。
このように支援方法は2つあるものの、どちらも欠かすことができません。
これを機に両方行ってみるのもオススメですし、あなたに合った方をお選びいただくことで、寄付も納得して行うことができると思います。
危機にあるウクライナの人びとに支援を届けるため、どうか、あなたのお力もお貸しいただけませんか。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
そもそも国連WFPとは?ノーベル平和賞も受賞した、食料支援専門の国連機関
国連WFPとは、世界中で飢餓に苦しむ人びとのために、食料支援を専門に行う国連機関です。
2020年には、長年の活動実績が評価され、ノーベル平和賞を受賞しました。
活動内容 | 緊急食料支援、学校給食支援、母子栄養支援、自立支援など |
活動地域 | アフガニスタン、イエメン、シリア、南スーダンなど123の国と地域 |
支援対象 | 飢餓で苦しむ子ども、妊産婦、大人など1億6,000万人(2022年) |
寄付の使途 | 食料・学校給食支援、栄養強化ペースト配布などの栄養支援 |
運営団体 | 認定NPO法人国連WFP協会(日本窓口) |
主な活動内容としては、以下の5つがあります。
- 緊急支援:難民や避難民の方々などに、迅速に食料を供給する
- ロジスティクス(輸送・通信)支援:食料を届けるための道路や橋の整備、ヘリコプターや運搬車の常備
- 学校給食支援:子どもたちの栄養状態の改善、並びに学校の出席率を改善
- 母子栄養支援:最も飢餓に晒されやすい母親と乳幼児への支援
- 自立支援:労働の機会を提供し、食料を配給することで自立を促す
国連WFPはウクライナ現地で、国連を代表して「緊急通信」と「ロジスティクス」の支援を主導しています。
国連WFPはウクライナでの活動経験があり、2014年から2018年にかけて同国東部で活動を実施しました。
政府支配地域と非政府支配地域の両方で、100万人以上に現金、食料引換券、現地で購入した食料を届けました。
現地の避難民の方々の過酷な状況を、お読みください。
ウクライナからの避難が続く中、同国西部の国境方向には何キロにもわたって交通渋滞が続いています。
国連WFP協会HP
男性の出国が禁止されているため、ポーランドに到着している大多数は女性と子どもたちです。
ここ数日、気温は夜間にはマイナス2℃まで下がる中、手続きのために最大72時間も列に並ばなければならない人びとがいます。
家族は寒さと恐怖、飢えなどにうちひしがれています。
既にコロナ禍でもたらされた経済的打撃に加え、ウクライナ危機で引き起こされる食料不安の影響は計り知れません。
ウクライナでは、今後4カ月間にわたり、国連WFPは315万人に食料を提供し、その半数には食料を、残りの半数には食料を購入できるよう現金支給をする予定です。
ウクライナ紛争の影響を受けている人びとに食料品を届けるため、あなたのご寄付をお願いいたします。
> 団体公式サイトで詳しくみる
寄付金控除の対象団体です
まとめ:ウクライナへの募金は、いち早く緊急支援を届けるため、通常時から準備している国連WFPがおすすめ
国連WFPが頼りになるのは、いざ緊急事態が起こった時に備え、普段から準備を進めている点です。
緊急時以外でも、安定的な支援活動を行うために毎月1,000円〜の継続的な寄付「国連WFPマンスリー募金」を募集しています。
改めて寄付の仕方をおさらいすると、
- 国連WFPマンスリー募金:緊急事態に対する準備(必要な備蓄の用意や、物資を運び込むためのロジスティクスなど)を、普段から進めることができます。
- 緊急募金:緊急事態が実現してしまった時に、いち早く支援を届けるために極めて重要な資金となります。
以上の2つがあり、あなたに合った支援の仕方をお選びいただけます。
また、こちらは認定NPO法人への寄付として、寄附金控除の対象にもなります。
紛争の危険と食料不足に苦しむ人びとのもとへ一分一秒でも早く食料品を届けられるように、私の募金が少しでも力になれば嬉しく思います。
あなたも、ウクライナへの想いを、国連WFPへの寄付という形で表してくださることを祈っています。
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寄付金控除の対象団体です