住む家がない。だから学校に通えない、仕事に就けない。DVから逃れた母娘の三重苦。

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家がないから学校に通えない。
少女はいつしか笑わなくなっていた。

小学4年生の心愛ちゃんが、
お母さんと夜逃げ同然に家を飛び出したのは寒い冬のことでした。
理由は、父親のDVから逃れるためです。

「みんなにバイバイぐらいしたかったな」

荷物をまとめる余裕さえなく、心愛ちゃんが持ってこれたのは、
ランドセルと数セットの衣類、大切にしていたアザラシのぬいぐるみだけ。

お金がないため、家が借りられない。
家がないため、学校に通えない。

DVから逃れた先で待っていたのは平穏な日々ではなく、暗く厳しい現実でした。

ネットカフェを転々とする毎日の中で、目に見えてやつれていくお母さん。
新しい友だちは、一人もいません。

「学校いきたい。
でもママ見てたらそんなこと言えないし」

幼いながらに、自分の気持ちを必死で押し殺す日々の中で、
明るかった心愛ちゃんはどんどん無口になっていきました。

頑張っても頑張っても…。
抜け出せない
負のスパイラルをもがく母。

お母さんの恵美さんが家を飛び出すのを決心したのは、
夫が、ついに心愛ちゃんにまで暴力を振るうようになったことでした。

「それだけは、どうしても許せなかったですね」

でもDVから逃れた先で待っていたのは平穏な日々ではなく、
暗く厳しい現実でした。

家を借りるお金がない。
家がないため、
履歴書に住所を書くこともできず、きまった仕事に就けない。
仕事がないため、
新しい住まいを得るための貯金をすることもできない…。

いつのまにか陥っていた、出口の見えない負のスパイラル。
そして何より辛かったのは、家がないことで行政手続きができず、
心愛ちゃんを学校に通わせられないこと。

「友だちと遊ぶのが大好きな子なんです。
勉強だって一年の遅れがどれだけ大きいか。
でもあの子、あたしは平気って。それがほんとにつらくて」

自分と娘の未来を一人で抱え込み、
恵美さんはもうどうしていいかわからなくなっていました。

ふたりを救った、リブクオリティとの出会い。

もがき苦しむ日々からふたりを救ったのは、
「リブクオリティ」というNPO法人でした。
リブクオリティは、シングルマザーをはじめ、
住まい探しに困難を抱える女性の住まい探しを支援する団体。

みずからもDV経験者だという担当者の神さんは、
恵美さんが相談しにきた日のことをよく覚えていました。

「とにかくお母さんがない泣いてしまって。
でも私も気持ちがわかるので。
大丈夫、大丈夫って、ずっと背中をさすっていましたね」

苦しみを一人で抱え込み続けてきた恵美さん。
そんな自分を丸ごと受け止めてくれる場所に、
彼女はやっと出会えたのでした。

しばらくして、恵美さん母娘は
リブクオリティが紹介したアパートに住めることが決定しました。
けして広くはないけれど、母娘ふたりが暮らすにはじゅうぶん。
なにより家賃が格安です。

そしてほどなく、恵美さんは仕事を見つけることができ、
ついに心愛ちゃんも学校に通えるように。
その後も、給付金申請に関するアドバイス、食料品、
シャンプー等の日用品の提供など、リブクオリティのサポートは続きました。

「こないだ、心愛ちゃんも連れて遊びにきてくれたんです。
 こんなに笑う子だったんだなあって、ほんとにうれしかったですね」

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