「住む場所を失い、学校に行けない、仕事に就けない」DVから逃れた母子の困難とは?

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友だちにお別れも言えずに逃げるしかなかった…

小学6年生の美咲さん(仮名)は、父親からの暴力から逃れるためにお母さんと二人で知らない街に逃げてきました。父親がいない隙に家から逃げ出したので、持ち物をまとめる余裕さえなく、持ってきたのはランドセルと大切にしていた宝物ぐらいです

「友だちにお別れも言えず街から逃げるしかなかった…」

初めての街で、家も見つからず、ネットカフェやビジネスホテル、知人の家などを転々としていました。家が決まらず、学校にも行けていません

「学校に行きたい」
「勉強がしたい」

狭い部屋で一人、部屋探しに奔走するお母さんをただ待ち続けるだけの日々を過ごしていました。

家を借りられないと学校に通うことさえできない

お母さんの絵美さん(40代・仮名)は、美咲さんを暴力から守らなければと、とにかく必死で仕事を辞め、隣街にいる知人を頼って一時的に避難して来ました。

知人の家に住み続けることはできないため、部屋を探す必要があります。しかし、仕事を辞め定職がないため、家を借りることができません。さらには、離婚がまだ成立せず住民票が引越し前の市のままだと、「市営住宅には申し込めない」と、市役所の窓口の方に言われてしまいます。

「私たちが生きていく場所はない…」

特に家計が苦しい時には、「誰も助けてくれない」という孤独感で絶望的な気持ちになっていたそうです。

※写真はイメージです。プライバシー保護のため、複数のシングルマザー家庭の声を元にストーリーを再構成しています。

シングルマザーが陥る「負のスパイラル」

多くのシングルマザーにとって障害となるのが、部屋探し。
定職がない。保証人がいない。貸してくれる大家さんは、なかなか現れません。

家が見つからないと、子どもを保育園に預けることができず、働けません。
仕事がないと、ますます部屋も借りにくくなります。

DVや虐待から逃れてきたシングルマザーはこの負のスパイラルに苦しむことになります。

美咲さんを救った「リブクオリティ・ハブ」の住まい探し支援とは?

ある日、絵美さんは区役所の生活保護課で「リブクオリティ・ハブ」という団体を教えてもらいました。リブクオリティ・ハブは、シングルマザー家庭の住まい探し支援を行う団体です。

自らも家庭内暴力の経験者だという担当の神さんは絵美さんの背中を撫でながら、黙って話を聞いてくれました。そして次の日、絵美さんをあるマンションの空き部屋に案内してくれました。家族二人で暮らすには広さも十分でした。さらに、通常よりも安い家賃で貸してもらえることになりました。

絵美さんは無事に仕事が見つかり、美咲さんは転校することができました。転校先の小学校で友だちができ、今では「友だちを家に呼ぶことができてうれしい」と言っています。

入居後も続く食品支援や生活サポート

知らない土地で頼れる人は誰もいませんでしたが、入居後もリブクオリティ・ハブが、給付金の申請のサポートなど定期的な見守り・面談をしてくれました。

また、新生活に必要なシャンプーやリンスなどの日用品や、お米と一緒にすぐ食べられる物などの食料も届けてくれました。普段は買えないお菓子やフルーツゼリーに美咲さんは大喜びでした。

家も仕事もない状況で、慣れない土地で美咲さんを育てていくことができるのか不安でいっぱいでした。しかし、今では暖かい部屋と心温かなサポートを受けて「ひとりじゃないんだな」と前向きな気持ちでいます。

あたたかな布団と食卓を取り戻したい。リブクオリティ・ハブ居住支援コーディネーターの神さん

子どもが、毎日「ただいま!」と帰ってきて、家族みんなでご飯を食べる。あったかい布団に入って「今日も楽しかった」と眠りに落ちる。

そんな「当たり前」を失ってしまった親子を、たくさんみてきました。

私自身も、2人の娘を育てるシングルマザー。離婚を機に「住む家を追われるかもしれない」を体験しました。お金がなくて困っているときに、行政の手続きを知らないため、必要な支援も受けられませんでした。
だから、この課題を「人ごと」にはできない。同じように困っているひとり親家庭を助けたいと、活動を始めました。

アンケートに答えて無料で「リブクオリティ・ハブ」を支援しよう!

住まいが見つからず、学校にも行けず、仕事にも就けない。そんな負のスパイラルに苦しむひとり親家庭が今も私たちの周りに存在します。リブクオリティ・ハブは、住まい探しが困難な親子が安心して暮らせる部屋を良心的な価格で貸し出しています。

今なら、アンケートに答えるだけでリブクオリティ・ハブに10円の無料支援ができます。費用は寄付ナビが負担するため、あなたには一切費用はかかりません。(※)参加するためのご登録も不要です。所要時間は30秒程度です。

※1 NPOやNGOを支援したい方の寄付先選びをガイドする「寄付ナビ」の運営会社・寄付ナビ合同会社(東京都千代田区)が費用を負担いたします。

「シングルマザー親子にあたたかな住まいと食事を届けたい」と思っていただけたなら、無料支援に参加してみませんか?

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