子どもの熱で欠勤が続くと職を失う!コロナでより深刻化したひとり親の貧困問題。

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体調の悪い子どもの世話をするために欠勤したら解雇?!不安を抱えるひとり親の智子さん

5歳のれん君と小学校3年生のりんちゃんを育てる智子さんは、昨年ひとり親となりました。夫からのDVを受けたことで、離婚を決意。しかし、夫からの養育費はありません。

智子さんは離婚前、専業主婦でした。離婚後すぐに正社員の仕事を見つけることが難しく、契約社員として働き始めました。 手取りは月約15万円。行政からの補助が毎月7万円あるものの、アパート賃料、食費、光熱費・通信費など出費を考えると、生活はいつもギリギリ。少しでも手取りが減ってしまえば、生活が成り立たなくなってしまいます。

働けなくなると収入が減ってしまうので、智子さんは体調管理にはとても気を遣っています。どんなに体調が悪くても「這ってでも仕事にいく」という気持ちで生活をしてきました。

しかし、子どもが体調を崩せば、どうしても仕事を休まざるを得ません。有給休暇を消化してしまえば、欠勤扱いとなり、手取りから減らされることに。短時間で成果を出すよう懸命に働いていますが、休みが続くと上司から信用できないと思われてしまうようで、 これまでにも、 ひとり親の同僚が、子どもの体調不良による欠勤が続き、最終的には解雇されるのを見てきました。

れん君やりんちゃんには風邪の症状が出そうになると、「ママが仕事ができなくなるとおうちが困っちゃうよ」と強く当たってしまいます。また、子供たちも「ママを困らせちゃうから、、」と体調が悪くても無理に強がってしまいます。

「これ以上休むようなことがあれば、次は私がクビになる。そうなったらどうやって生きていこう…」

 智子さんを救ったフローレンス

そんな中、智子さんは、認定NPO法人フローレンスの病児保育サービス(子どもの体調不良のときに、自宅で子どもを預かってくれるサービス)に関するニュースを目にしました。

フローレンスは、自宅に訪問し、熱がある子どもを保育する「訪問型病児保育事業」を展開。2021年5月には、累計病児保育件数90,000件を達成するほどのお預かり実績があります。

最初は熱の子どもを預けることに後ろめたさを抱えていましたが、勇気を出して依頼をしてみることに。フローレンスの保育スタッフは上手に子どもの相手をしてくれるので、れん君もりんちゃんもとても喜んでいました。

フローレンスのおかげで欠勤がなくなり、智子さんの収入は安定しました。また、会社をクビになる不安からも解放され、智子さんの肩の力が抜けたそうです。

「私に余裕が出てきたからか、子どもたちが甘えてくることも増え、ようやく子どもらしい表情を見せるようになりとても安心しています。」と智子さんは話してくれています。

それだけではなく、智子さんの自宅へ、食品や日用品が届けられたのです。これは 収入が不安定なひとり親に対し、食品・日用品を届ける「こども宅食ひだまり便」の一環として行われました。れん君りんちゃんは届いた箱の中のチョコレートを片手に「すごい!こんなにたくさん!」と大喜び。

「誰かが気にかけてくださっている、一人じゃない」という思いが智子さんを支えています。徐々に暮らしの過酷な緊張が緩み、心のゆとりが生じ、正社員登用を目指して資格取得の勉強も始めています。

30秒のアンケートで困窮するひとり親家庭に安心を届けよう!

母子家庭の43%が非正規雇用で平均年収は約200万円。両親で子育てしている世帯の平均収入が約686万円でその格差は大きく、生活に困窮するひとり親の家庭は少なくありません。また、離婚した相手からの養育費の支払いを受けているのは、たったの約24%(※)です。

※厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」より

子どもを育てるのに仕事は欠かせません。子どもが体調を崩しても、給料が減るので休みたくないのがホンネですが、欠勤してでも面倒をみなくてはいけません。

フローレンスは、自宅で子どもの面倒をみる病児保育サービスを、ひとり親家庭に配慮した料金で提供しています。

今なら、 たった30秒で終わるアンケートに応えるだけで、寄付ナビ(※)からフローレンスに10円寄付することができます。

費用は寄付ナビが負担するため、 あなたには一切費用はかかりません。参加するための ご登録も不要です。所要時間は30秒程度です。

「子供が発熱した時、親だけでなくみんなで支えられる社会にしたい」
「子供の体調不良という“当たり前“を、社会全体で許容できる未来にしたい」
と感じていただけたなら、無料支援に参加してみませんか?

※ NPOやNGOを支援したい方の寄付先選びをガイドする「寄付ナビ」の運営会社・寄付ナビ合同会社(東京都千代田区)が費用を負担いたします。

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フローレンス代表の駒崎弘樹さん

フローレンスの活動を応援してくださりありがとうございます!

私はあるときベビーシッターをしていた母親から、衝撃的な話を聞きました。

突然「今日で最後にしてください」と告げてきた、母親のお客さん。母親は何かミスをしてしまったと思い、理由を尋ねたところ、「会社をクビになってしまったから」とのこと。
理由はなんと、「子どもの病気」。子どもが熱を出すと保育園では預かってもらえないため、ご自身で会社を休んで看病していたところ、双子のお子さんはお互いに風邪をうつしあってしまい、数日連続して会社を休まざるを得なかったそうです。久しぶりに出社してみると「もう来なくていいよ」と、解雇されてしまった、ということでした。

子どもが熱を出すことなんて当たり前の話だろうし、それを親が看病するっていうのも、当たり前の話。当たり前のことをして職を失う社会に住んでいたなんて。

この問題を見て見ぬふりをすることはできない、事業を通じて解決したいという思いから、フローレンスを立ち上げました。

アンケートはたった3問。フローレンスの活動についてです。
ぜひ、アンケートにご協力いただき、無料支援にご参加ください!
  

みなさんの多くの支えによって、ひとり親家庭の新しい未来を実現することができています!

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※本記事は個人の特定を避けるため複数のエピソードを組み合わせて作成しています。