(出典:ベネッセこども基金HP)
経済的困難や病気・障がいなどにより、学びに課題を抱える子どもたちへの支援に留まらず、よりよい社会づくりを担う子どもたちを育むための学び支援も手掛ける「公益財団法人ベネッセこども基金」。
助成事業を通して見えた団体に共通する課題解決を行うなど、自主事業にも取り組み、子供たちの未来を多角的に支援しています。
「ちゃんとした団体なの?」「寄付で応援して大丈夫?」
そんな疑問を持つ方のために、公益財団法人ベネッセこども基金の評判や口コミ、支援先として検討する時にチェックしたい3つのポイントをまとめました。
目次
ブログやSNSで見つかった「ベネッセこども基金」の評判・口コミ
赤い羽根共同募金について、ネット上で検索したり、ソーシャルメディアで探したりしてみると、さまざまな書き込みが見つかりました。
ポジティブな評判·口コミや、支援者からの応援メッセージ
まずは、ポジティブな評判や口コミをご紹介します。
小学生でも読めるように、本文の感じにはルビが振ってあるほか、全編を通してイラストを取り入れたり、クイズ形式で考える機会を設けさせています。
また保護者だけでなく、先生としてもスマートフォンを通していかに子ども達を守るかの参考にもなるでしょう。
(出典:ベネッセこども基金の発行するスマホガイドブックを読んだ方)
ベネッセこども基金の支援の一環として、都立光明学園にて、病室にいる生徒がOriHimeを通して卒業式に参加しました
ベネッセこども基金では、病室から出られない子どもたちが授業を受けられるように、分身ロボットOriHimeを活用して、「院内学級プロジェクト」を行っています。
(出典:分身ロボットOriHimeの開発元であるオリィ研究所 – Instagram)
ベネッセこども基金では助成金というかたちの支援だけでなく、助成先団体の活動報告・交流会や先駆的施設の見学なども毎年実施。
それをきっかけに団体同士の交流が進み、情報交換や連携した活動などにも発展している。
重い病気を抱える子どもやその家族が希望を持って生きられる社会、それはきっと、誰もが心から安心して生きられる場所に違いない。
(出典:THE BIG ISSUE ONLINE)
公益財団法人ベネッセこども基金で発行している、初めてのスマホ安心ガイドブックは子ども達が読みやすい構成と充実した内容により、評判が良いようです。
コロナ禍において忘れがちな令和2年7月豪雨で被災者支援を対象とした助成事業(令和2年7月豪雨で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成)もいち早くはじめています。
ネガティブな評判·口コミや、活動への批判·疑問
その一方で、疑問や不安などネガティブな評判も、知恵袋やSNSなどで見つかりました。
話題のやつきた!
#ベネッセ #ベネッセこども基金
間違いなく金券やろw
図書券にしました。
(出典:ベネッセの個人情報流出被害に関する手紙を受け取った方 – Instagram)
うちも被害者。
ベネッセから”お詫びします。
500円の金券あげるから勘弁してね。
あ、それを寄付に使ってもいいんだよ、寄付する先はベネッセがやってる事業だよ”的な人を馬鹿にしてるとしか思えない手紙が送られてきてちゃぶ台ひっくり返しそうになったのを思い出した。
(出典:ベネッセの個人情報流出事件の被害者の方 – Twitter)
2014年、2019年に発覚した個人情報流出問題の際、お詫び金受け取りか、もしくは公益財団法人ベネッセこども基金への寄付かの選択肢を提示したことによる、拒否の口コミが最も多くみられました。
複数回発生していることもあり、2019年発生時に2014年のニュースが再度拡散されるなど、実投稿よりも多くの口コミとして拡散されている傾向にあります。
支援先として「ベネッセこども基金」は信頼できる?3つのチェックポイント
このようにポジティブ・ネガティブな評判や口コミがありますが、実際はどうなのでしょうか?
寄付をするかの客観的な判断材料として、法人格、資金使途、活動報告の3つのポイントを押さえることが大切です。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント1:団体として信頼できるか?
ベネッセこども基金は、2014年10月31日、「一般財団法人ベネッセこども基金」を設立し、2015年4月1日に内閣府の認定を受け、公益財団法人に移行しています。
公益財団法人とは、公益を目的とする23の事業に限定して活動し、社会的にとても高い信頼度を持ちます。
一般社団・財団法人のうち、民間有識者からなる第三者委員会による公益性の審査(公益目的事業を行うことを主たる目的とすること等)を経て、行政庁(内閣府又は都道府県)から公益認定を受けることで、公益社団・財団法人として税制上の優遇措置を受けることができます。
内閣府HP
子どもの安心・安全を守る活動、病気・障がいを抱える子どもの学び支援、経済的困難を抱える子どもの学び支援、よりよい社会づくりにつながる学び支援の4テーマを掲げた活動を行っています。
財団の活動は、子どもを取り巻く多様な課題の中から、以下4つをテーマとしており、また、公益性の高い活動を継続的に実行していく体制づくりとして、子どもの育ちや学びなどの領域で知見を持たれる有識者の方々にご参画いただいております。
公益社団法人ベネッセこども基金HP
子どもたちが自ら伸びようとする力を十分に発揮できるよう、多様な学びの機会の提供に、社会で志を同じくする方々とも連携しながら取り組んでまいります。

ポイント2:団体の収支や寄付金の使途は、公開されているか?
ベネッセこども基金は、集まった寄付金を、自主事業と助成事業に活用しています。
ベネッセこども基金は、自らが企画・実施する「自主事業」と、
地域でテーマに沿った子ども支援に取り組む団体への「助成事業」を通じて、子どもたちを支援しています。ベネッセこども基金
ベネッセこども基金の寄付金の使い方はウェブサイト上の公告・開示情報で公開されています。
2021年度 (令和3年度) 事業報告・決算報告書によると、
- 寄付金収入:1.58億円
- 支出:1.58億円
- 事業費1.38億円(87.3%)
- 管理費0.20億円(12.7%)
となり、ほぼ全てが自主事業・助成事業に活用されています。
公益法人としての情報開示義務は果たしていて、公益法人会計に基づいた財務諸表等や事業報告書は2021年度 (令和3年度) 事業報告・決算報告書に掲載されています。
ポイント3:きちんと活動しているか?
活動については、ウェブサイト上のアニュアルレポート で全体像を見ることができます。
2021年は5つのテーマを主軸に様々な活動が展開されていることがわかります。
2021年のハイライトとして、学びに困難を抱える子どもの現状を発信し、ともに解決策を考える活動がクローズアップされています。
口コミにもあがっていた「初めてのスマホ安心ガイドブック」は、小学校の中・高学年向け教材として、全国の小学校配布数のべ約23.1 万部(※配布数はすべて2020年3月時点)を配布しています。
「初めてのスマホ安心ガイドブック」など、ベネッセこども基金オリジナルの支援プログラムはインターネットから申込できるようになっています。
子どもの安全を守る活動(非営利)にご活用いただく場合、以下の、紙芝居、冊子、プログラムなどのコンテンツは、無償で提供いたします。
ベネッセこども基金HP
※送料はご負担いただきます。
以上、ベネッセこども基金の評判や口コミ、寄付先として信頼できるかをチェックした内容についてご紹介しました。
寄付先探しのご参考になれば幸いです。
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