西日本豪雨の被災地に寄付を届けるには?募金先の子ども支援団体3選

2018年7月に西日本を襲った豪雨により、多くの死者・被災者が出ました。
特に岡山県倉敷市では浸水や全壊した家屋も多数あり、まだまだ支援が必要な状況と言えます。

現在、現地では被災者の生活基盤は徐々に仮設住宅や自宅へと移行し、今後は復旧に向けた取り組みが強化されていくこととなります。
その中で、私達ができる支援はどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、積極的に西日本豪雨の被災地支援を行っている団体を3つご紹介します。
皆さんの寄付の参考にしてみて下さいね。

真備町の子ども達の学習支援など「子どもサポート募金」で(カタリバ )

6月末ごろから降り続いた豪雨。
子どもたちにとって楽しみだった夏休みのイベントは、中止が相次ぎました。
また学校が使用できなくなるなど、子どもたちの教育にも大きな影響が出ました。

「夏休みの宿題とか、今までは嫌だったけれど、今は勉強したい。」
「テニス部だったけれど、最後の引退試合の練習ができないのが一番残念。」
「進学したいから、勉強が不安。」
子どもたちからは、不安の声が聞こえてきました。
認定NPO法人カタリバ WEBサイトより)

こうした調査結果を踏まえ、「ユースサポートコーディネーター」の緊急チームを配置したのが、認定NPO法人カタリバです。

子どもたちの心のケア・学習支援を行うため、長年被災地の子どもたちに関わってきたスタッフ等を配置。
学校や行政等と連携し、子どもたちに必要な支援や機会が届くように現地でコーディネートを行っているそうです。

活動内容 学習指導と心のケアを行う放課後学校の運営など
活動地域 岡山県、岩手県、宮城県、福島県、東京都、熊本県など
支援対象 小学生〜高校生
寄付の使途 人件費、教材・備品・消耗品費、移動・交通費など
運営団体 認定NPO法人カタリバ

2000年に活動をスタートして、高校生のキャリア学習支援など行なっているカタリバ。
子どもたちの学習サポートをはじめたのは、東日本大震災がきっかけでした。
被災地で仮設住宅に住むなど十分な学習環境がない子供たちに、放課後学校を開いてききたそうです。

東日本大震災の後、子どもたちの心のケア・学習支援を行うために始めたコラボ・スクールで約5年間のサポートを実施。
その経験を活かして岡山県の真備町にて活動を行っています。

西日本豪雨子どもサポート募金」では、学校や行政等と連携し、子どもたちに必要な支援や機会が届くように現地でコーディネートするための活動資金を募っています。

「学習支援」というのも新しい支援の形ですよね。
興味を持たれた方は、こちらの体験記もご覧になってみてください。
寄付を始められる前の疑問や不安が解決できるはずです。


カタリバに寄付する「サポーター会員」を9年間続けての感想と、申込前のチェックポイント

今回の豪雨の被害にあった子どもたちだけでなく、全国の子どもたちに支援を広げるため特に募集しているのが、月1,000円から応援するサポーター会員。
「被災や貧困などで、勉強する機会を奪われた子どもたちに、学ぶ機会を届ける」という活動の理念に共感される方は、こちらもご覧になってください。

> 寄付する

被災地域の子どもに「スタディクーポン」を届ける(Chance for Children)

被災地は広範囲に渡り、被災の状況や生活レベルも被災された方々によって大きく異なります。
子どもたちも被災直後は「まずは被災前の生活を取り戻したい」と、懸命に每日を生きていました。

少しずつ生活が安定を取り戻した今、次の課題は子どもたちの教育環境を整える支援が必要になってくるということです。

水害によって、多くの家庭が経済的な被害を受けています。
現在は復旧支援のフェーズですが、このままでは経済的な理由で、塾や習い事に通うことをあきらめざるを得ない子どもたちが出てきてしまいます。
公式WEBサイトより)

そこで、教育支援に特化したクーポンを発行しようと考えたのが公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンです。
このクーポンにより、子どもたちの環境や学習状況に合わせ、子どもたちが学びたいことを学ぶために寄付金を使うことができるようになりました。

チャンス・フォー・チルドレンは、主に経済的な理由によって教育を十分に受けることができない子どもや若者、その家族に対する支援活動を通じて、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的として活動しています。

東日本では東日本大震災の被災者支援、西日本では今回の西日本豪雨支援以外にも生活保護受給世帯への支援を積極的に行っています。

活動内容 教育サービスで利用できるバウチャー(クーポン)の発行など
活動地域 岩手県、宮城県、福島県、東京都、兵庫県、大阪府、京都府など
支援対象 被災地で生活する子ども・経済的困難を抱える子ども
寄付の使途 クーポン発行費、スタッフ人件費、広告費など
運営団体 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

西日本豪雨の活動に使い道を限定した「西日本豪雨緊急支援募金」は、9月30日までを期限として受付を締め切ったようです。
全国の子どもたちへ教育支援を広げるための、使途を限定しない寄付は、「CFCサポート会員」(毎月1,000円からの継続的なサポート)やその都度の寄付も可能です。

「経済的支援が必要な子どもたちの未来のために、支援をしたい」と考えられている方は、寄付を検討してみると良いかもしれません。

学用品の提供や子供達の心のケアなど、緊急・復興支援(セーブ・ザ・チルドレン)

長引く避難所生活は、子どもにとって様々な負担やストレスとなります。
自分のやりたいことができないと感じる子や、もっと勉強したいと思う生徒がたくさんいました。

突然の災害の中で、子どもたちは不安やストレスを抱えて過ごしています。
特に真備町では夏休みまでの休校が決まり、家族が日中は家の片づけなどに追われる中、子どもたちが安心して過ごせる場所が求められています。
WEBサイトより)

このような子どもたちの状況を受け、安心・安全に過ごせる「こどもひろば」の実施や、岡山県による「被災地域の子どもの安全・安心な居場所」の運営協力などを実施しているのがセーブ・ザ・チルドレンです。

また西日本豪雨支援の他、熊本地震の復興支援では22,000人以上に、防災用品の提供・給食支援なども行っています。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは1986年に設立、国内外で行政や地域社会と連携し子どもたちとともに活動を行っています。
保健・栄養、教育や自然災害や紛争における緊急・人道支援など幅広い活動を実施。

セーブ・ザ・チルドレン「SCサポート」を申し込む前にチェックした、寄付の使い道と3つのポイント

また、国内でも子どもの貧困問題解決や子ども虐待の予防などに向けた事業や、震災等の緊急・復興支援を通して、子どもの権利を実現する活動を行っています。

活動内容 緊急・人道支援、保健・栄養、教育、防災など
活動地域 ミャンマー・モンゴル・日本など約120ヵ国
支援対象 貧困・被災で苦しむ子ども達
寄付の使途 子ども達の支援活動全般
運営団体 公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

「西日本豪雨 子どもたちへの緊急支援にご協力ください」と題したページを見ると、西日本豪雨支援に使途を限定した寄付は、受け付けていないようでした。
寄付は、海外の子どもたちへの支援含めて、団体の活動全般に使用されるようです。

まとめ:私たちの支援が子どもたちの未来につながる

今回は「認定NPO法人カタリバ」「公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン」「公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の3つをご紹介しました。

今後、被災地ではさらなる復旧が進み人々の生活が変化していくでしょう。
生活基盤は整ったものの習い事や学習環境は十分ではない。
学校は始まったけれど、まだ被災したという現実を受け止めきれていない。

このように子どもたちを取り巻く環境や心の問題はより複雑化していくと予想されます。

私たちのサポートは、そのような子どもたちの学習サポートや心のケアにつながるはず。
皆さんも寄付という形で協力してみてはいかがでしょうか?

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