日本財団に寄付するなら?子どもサポートの募金先プロジェクト3選

日本財団では、さまざまなプログラムを大規模に展開しています。
寄付を検討したとき、どの活動やプロジェクトに寄付すればよいのか?と、迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、支援対象者別に活動内容や寄付の使途などをまとめていますので、支援先選びの参考にされて下さいね。

「子どもの貧困」対策で、温かい居場所を与えたい(子どもの第三の居場所プロジェクト)

日本の子どもの「7人に1人が貧困」と言われており、この貧困とは「相対的貧困」のことを指しています。
これは、親子2人世帯の場合で月額およそ14万円以下(公的給付含む)の所得しか得られない家庭のこと。

世界の貧困とは違って、命の危険にさらされているということではありませんが、「相対的貧困」状態の子どもたちは数々の課題に直面しています。

こうした世帯で育つ子どもは、医療や食事、学習、進学などの面で極めて不利な状況に置かれ、将来も貧困から抜け出せない傾向があることが明らかになりつつあります。
子どもの貧困問題への対応は喫緊の課題となっています。
子どもの第三の居場所プロジェクトWEBサイト より)

そこで、このような子どもたちが孤立しないよう、地域の子どもたちのもう一つの家である「第三の居場所」の設置に取り組むのが「子どもの第三の居場所プロジェクト」です。

ここでは専門的なスタッフや地域のボランティアが、子どもたちの自立促進のため、日々の会話や生活の習慣づけ、食事の提供などを行っています。

活動内容子どもの居場所の提供、生活・学習支援
活動地域東京都、大阪府、広島県など ※
支援対象貧困に苦しむ子どもたち(主に小学校1年~3年生)※
寄付の使途第三の居場所運営費・建設費など ※
運営団体公益財団法人日本財団

※ 子どもの第三の居場所プロジェクトについての例

現在は、全国に100カ所の第三の居場所を設置することを目標に、放課後から最大21時まで子どもたちに安心・安全な居場所を提供しているそうですよ。

「子どもの貧困」は日本の将来にとっても、大きな課題ですよね。
他の団体でも、学習支援やクーポンの発行など様々な取り組みを実施しています。

「子どもの貧困」に寄付するなら?日本の子供支援の募金先NPO5選

日本財団では、月1,000円からの毎月寄付が可能となっています。

「子どもたちに居場所を提供することで、貧困の連鎖を断ち切りたい」と考えられる方は、寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

病気の子どもに遊びや学びの場を提供したい(難病児支援プロジェクト)

小児がんや心臓病などの「難病」と言われる病気と戦いながら、常に治療と向き合っている子どもたちは全国で14万人以上にのぼるそうです。

また、何らかの医療的ケアを必要としながらも自宅で生活している子どもは全国で18,000人。私たちの身の回りにも、日々を懸命に生きる難病の子どもたちが暮らしています。

「何で自分だけが病気なの?」「学校にいきたい、友達と遊びたい」
という言葉を受け止める両親の辛い気持ちは想像に難くありません。
「病気になった原因は親にあるのではないか?」「できることなら自分が代わってあげたい」という出口のない思いに何度も何度も押しつぶされそうになりながら、小さな命を守るため懸命に頑張っている家族に私たちは何ができるのでしょうか。
難病児支援プロジェクトWEBサイト より)

そこで、このような難病を抱える子どもたちや家族が社会との関わりを持ち、家ではなかなかできない遊びや学びの場の提供に取り組むのが「難病児支援プロジェクト」です。


難病の子どもと家族を支援する施設は、全国各地に設置されています。
日中に子どもを預けることのできる施設から、キャンプや旅行を楽しむレジャー、宿泊施設まで幅広いサポートを行っているそうですよ。

活動内容支援施設の建設、入院患者支援など ※
活動地域東京都・福島県・熊本県など全国 ※
支援対象難病の子どもとその家族 ※
寄付の使途拠点運営費・建設費など ※
運営団体公益財団法人日本財団

※ 難病児支援プロジェクトについての例

日本財団では、このプロジェクトで今後全国に30カ所の支援拠点を建設していく予定です。

家と病院の往復だけの生活や、外に出たくても病状によって動くことさえできない子どもたちもいます。
そのような難病児への支援を行っている団体は、日本にも多数ありました。

難病の子供達に、寄付を届けるには?病気の子どもを支援する、募金先団体3選

同団体では、月1,000円からの寄付によって難病の子どもたちのための施設の建設や、旅行などの思い出をプレゼントすることができますよ。

「難病とともに生きる子どもとその家族を寄付で支援したい」と考えられる方は、寄付を検討しても良いかもしれませんね。

児童養護施設の若者の学ぶ時間を増やしたい(夢の奨学金プロジェクト)

様々な事情によって産みの親と暮らすことができない子どもたちを、公的責任において養育し、保護することを「社会的養護」と言います。

社会的養護のもとで生活する子どもたちの85%は乳児院や児童養護施設、15%は里親家庭やファミリーホームで暮らしています。

日本には、何らかの事情で産みの親の家庭で育つことのできない子どもたちが44,585人います(2017年12月現在)。
事情は、親の死亡や病気、経済的な理由などによる育児困難、育児放棄、虐待などさまざまです。
夢の奨学金プロジェクトWEBサイト より)

そこで、入学金や学費、生活費や住居費を「奨学金」という形で支援するのが「夢の奨学金プロジェクト」です。


施設や里親の家庭から出ていかなくてはならない年齢は18歳。
こうした若者は、高校卒業後は就労またはアルバイトをしながら学校に通っています。

活動内容奨学金支援、ソーシャルワーカーのサポートなど ※
活動地域愛知県・岐阜県・三重県など全国 ※
支援対象社会的養護のもとで暮らす子どもたち ※
寄付の使途奨学金、生活費、住宅費など ※
運営団体公益財団法人日本財団

※ 夢の奨学金プロジェクトについての例

日本財団では、そのような子どもたちに奨学金支援を行うことで、子どもたちに進学という道を提供したいと考えているそうです。
また、働いている時間を出来るだけ勉強の時間にあてることができるよう支援を行っています。

児童養護施設で暮らす子どもたちへの支援を実施している団体は、日本にもいくつかあります。
気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。

児童養護施設・孤児院の子どもに寄付を届けたい!支援団体3選

「社会的養護のもとで暮らす子どもたちに学ぶ時間を与えたい」と考えられる方は、一度プロジェクトの概要をご覧になってみても良いかもしれませんね。

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